初心者が小説を書いて思ったこと
書けない人が、書きたいことを書くための杖となる方法を考える。
私が小説の書き方を読んで思ったことは、難しいなぁということです。
良いことも書いていますが、そのままでは私には立たないと判断しました。
どんな事が~?という言葉には、書かれていることは「頭の中で想像がきちんと出来ている人」でないと
分からない方法だよね。という答えを返します。
自身があまり得意でないのもありますが、現状の電子ツールでは、初心者が頭の中で展開するには、難しいと思いました。では、どうしたら良いのか。と考え、自分用に電子ツールを使わずに、考えてみたことを書いてみました。
今回、単なる自分でやってみようと考えたことなので、全然おすすめできないというものが混ざっているかもしれません。
考察と思って読み進めてください。
イメージを絡めて考えたことを書いておきます。
世界観
西洋系ファンタジーなどでの世界観を考えるにはほとんどの人が思い浮かべるのは、だいたい中世の鎧騎士などがいる世界。あるいは、山奥の村、馬車の走る都市。でも、描写するには知識が足りません。こんな感じ~ではなかなか伝わらないでしょう。
では、どうしようと思うか。
図書館で本を借りてきましょう。
表紙に西洋を思わせる騎士とか、人が書いてある絵本が良いですね。
なぜ絵本か、と思うかもしれませんが、絵本の絵はデフォルメされ、簡略化してあるものが多い。
でも、「要素」は詰まっています。ここに書かれていることが特徴なんだなーという認識をするために、とても良いものだと思います。そこから派生するのは、風景写真とか、絵図鑑とか。具体的に見えるものが良いでしょう。
「吸収」したいあなたであればきっとそれを活かすことが出来るんじゃないかと思っています。
また、映画を見るのもいいですね。なるほど、こんな感じで動くのね。ということが分かれば、イメージから描写を作る準備が整ったということです。
想像のみで書くものもありますが、知っているもの、調べたもので固め、想像だけのものは少しにしないと、その構築だけで、疲れ果て、書くことが出来ないかもしれません。
書くためにはある程度の知識がないと書けませんが、書く意欲を失っては意味がありませんので、ちょっと知識付いた、書く、あー、描写がうまくない。もっと知識を得よう。というスパイラルになると構築がうまくいくと思います。
キャラクター
私の初期のキャラクターはのっぺらぼうでした。
想像が出来なかったのです。
このキャラでこういう話をさせたいということは決まっているものの。顔は見えず服も決まらず。しぐさとかーと考えて
頭が爆発しました。
それで、のっぺらぼうになったのです。
もちろん良い訳がなく、出来れば形をもたせたキャラクターにしたいです。
それでどう考えたかというと、アニメの身長比較表を参考にしました。
それを拡大コピーして、付箋にキャラクター設定を書いてペタリ。
身長差、体格差などの目安を自分で作成するのです。
で、キャラクターの外見的、内面的特徴を書いてみる。
それだけでも書きやすくなると思います。
頭の中でこのアニメのキャラクタ-がぴったりと思っているなら、それを使ってもいいと思います。
練習というのと、100%同じキャラクターというのは存在しないでしょうからね。
主人公の特技など固有情報まで丸写しは流石にダメですが、外見的に参考にするのはいいと思いました。
重要なのは、自分の頭ではなく、外に出して考えることです。
追記:体の各部を考える時に文字で人間を考えるといいかもしれません。白い紙に漢字を派生して整理していく。人間はこんなにも多くの部分があるということがわかります。記憶法の一つに似たものがあったと思います。
下記に例を示します。
これを細かく書いていきます。
頭
首
胴腕
腰手
脚
足
親人中薬小
指
掌
動き
あまり参考になるところが挙げられ無いのですが、持っているならデッサン系の人形を動かしてみることが
一番良さそうな気がします。ポーズもつけられますしね。
なければ、ぐっと下がりますが、チェス、将棋の駒とか形のあるものであれば何でも。
キャラクターの絵――アニメ、俳優、自分で書いた絵――を貼り付けて、上からなら横からなど観察する。
具体的に手とかはありませんが、格闘シーンで上から襲ってきたらこう、とか手に持って動かせることは想像を補います。
活かせるところからでいいと思っています。
追記:アクション映画などはこうすると映える!という動きがあるので、参考にするのもいいと思います。
現実より格好いいかもしれません。
展開:序破急の配分について
よくある配分はどのくらいなの?という疑問にかられます。
初心者には指針がないのです。
書いてみないとわかりません。
この問題をどうしようかと考えると、書くエピソードを付箋に書いて、ざっくり書きたい順に並べます。
そして、要素を考えます。
序に設定、世界観、キッカケなどを積みますが、最初の数ページが設定、世界観の羅列しか無いものを読みたいでしょうか?
めんどくさいです。なので、序はさらっと書きます。分量は少なめ。
破は物語が展開するものですので、ここに注力したいです。なので、ページを多めに割きたい。エピソードなどを色々入れられます。
急は物語の終いです。
ここに差し掛かったならば、それはジェットコースターに乗ったと同じことだと思ってください。ノンストップです。
その状況なのに、延々と話を展開すれば、マラソンの距離で全力疾走するようなもの。その状態で、読者をひきつけ続けるのは困難です。分量少なめで。スピード感を重視。
テキトーな設定を考えて整理すると、こんな感じ。
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少年と少女が出会った。
悪の組織に少女がさらわれた
少年は少女を取り戻したいと奔走する
ついに悪の組織にたどり着いた。
少年は、ついに彼女を取り返した。
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3枚の紙(序破急)の一番上にざっくり一行、二行程度にやりたいことをタイトルとして書く。
その下にやりたいことを書いた付箋を並べてゆく。
それから外れているエピソードはだいたい破に入るものか、冗長です。
付箋で整理することによって、すっきりしましょう。
並べ替えも簡単に出来ますしね。
実際には書く分量をどのくらいにすればいいの?ではなく、
書きたいこと、書かなければいけないことがどのくらいあるのか、が分量になります。
そこを間違えないようにしましょう。
だいたいこういうものは経験がものを言います。
頭の中にあるイメージを含むパターンがたくさんあるからです。
そんなパターン無いよ!という人は、映画を見たり、本を読んだり、絵を見たり、TVを見たり、外にでかけたり、いろいろな事をしてみましょう。
漠然と見ているのと注意してのそれでは、吸収力が違います。
漫然と生きているより、その方が人生が豊かになると思うのです。
生きていれば何でも先生ですので!
よく言う言葉ですが、創作をしているとこれを強く実感します。
想像が出来ない自分を嘆くより、なんでも使って書いていきましょう。
補って書くのは恥ではありません。
書きたいを形にして、楽しいにすることを願っています。
おしまい。
小説を書いて、ダメダメだなーと思って次々回どうする、って思って書いた注意書きです。
基本的に自分向けです。
書きたい、はいろいろな人が持つ思いです。
でも想像力がないから、思い描け無い。という人は多いのでは、と思っています。
素養がない人を書けるようにする、という観点から道具を使って補うことを考えてみました。
電子ツールで代替出来る人はそれでいいと思います。
ただし、頭の中でこねくり回すだけではなく外に出すと視点が増えると思います。
追記:キャラクター作成
電子ツールであれば、ゲームのキャラクター作成などが参考になります。
髪型などをいじるときに、名称が出てくると更にいいですね。
楽しみながら覚えられます。
知らない人に知らない名称を言っても分かりませんから、覚えたことをどんなふうに表現するか考えると、伝える練習にもなるでしょう。
以下↓カット部分↓
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もう一つの序破急はこんなイメージです。
ひし形をイメージして。
上端が序。物語の発端まで。
真ん中が破。ラストステージへの切符を手にするまで。
下端が急。ラストステージからエンディング
こんな風に思うのが良いかもしれません。
配分に正解はありませんが、ざっくりそんな感じだと思っています。
真ん中が大きいですよね。
これは起点は一つ、終点も一つ、中間は膨らませても良い、と思っているからです。
私の思考は、人に説明するためのイメージは持てると思っているのですが、小説になると描写がないのですよね。
そして、全部説明して冗長になってしまう。もう少し行間を使わないといけないのかもしれません。
人に見せる、共有出来るイメージを書く、ということを念頭に置くと良くなっていくのかな、と思っています。印刷して見直せれば良いのだけれどもプリンターが無い。どうしようorz