操られた蝶子 後編
第7話 操られた蝶子 後編
そして、俺もマバタキ信号で、「わかった」と返した
パァン、あいつが1発ヴァンパに撃った、するとヴァンパは
「ふふふ、そんな銃弾わたくしには効かなくてよ」
「嘘……てことはヴァンパ、あんた不死身なの?」
「そうですわよ、これであなたの残り弾数は4発ね、ふふ、だんだん勝確状態に近づいているわね」
パァン
「きゃっ」
「ナイスタイミングよ、さ、蝶子のところへ行きなさい!」
どうやら俺は蝶子の足を撃ったらしい、やはりその時の記憶はない
「蝶子!大丈夫か?」
「う、ううん、あれ、悠君じゃん、どうしたの?あれ、しかもここどこ?」
「どこだろうな」
「まさか……悠君私を眠らせてエッチなことを〜」
「するか!!」
「え〜、そうなの、でも私の服のリボンのところに手があるよ」
「ただの服の飾りだろ」
「飾りっちゃ飾りだけど、そこに服のボタンがあるんだよ〜」
「ち、ちが、これはもしものために心臓マッサージの準備をしてたんだ!」
「へぇ〜、でも、私はいつでも良いよ〜」
「何がだ?」
「エッチな事するの」
「そんなことするか!」
「えぇ、でもちょっと顔赤いよ」
「違う、これは少し運動したから暑いだけだ!」
「あ、そういえば悠君なんでそんなにいろんなところから血が出てるの?」
「ちょっとな」
「私が治してあげるね」
「そんなことできんのかよ」
「うん、出来るよ」
「どうやってなおすんだよ」
「うーんとね、超能力的なやつ?」
「超能力なんてそんなもの存在するはずが」
「まあ、見ててよ」
と、言うと血が出ている場所を手で触りなにか詠唱みたいなものをとなえ始めた、そして数分後
「本当だ!本当に治ってる、お前スゲェーな」
「えへへ、でしょー」
「ちょっとあんたたちこっちを援護しなさいよ!」
「わかったよ」
パァン
「無駄ですわよ」
「チッ、やっぱりダメね」
「そろそろわたくしは帰らせてもらいますわ」
「どこに帰るのよ!」
「さあ〜」
と、いって投げてきたのは
XM84だ、
起爆したと同時に170-180デシベルの爆発音と100万カンデラ以上の閃光を放ち、突発的な目の眩み・難聴・耳鳴りが発生した。
数分後やっと目の眩み・難聴・耳鳴りがなおった
「チッ、逃げられたわね」
「だな」
「あのぉ〜、ここどこなんですか?」
「そういえばそうだった、おい、ここはどこなんだ?」
「ここわね、東京の廃工場よ」
悠真と蝶子は、ほぼ同時に
「廃工場!?」
「東京!?」
「おい、なんでお前は東京の方に驚いてんだよ?」
「だってぇ〜東京だよ、東京」
「だからどうしたんだよ」
「私、一回でも良いから東京でいろんなところを回りたかったんだぁ〜」
「例えばどこだ?」
「えっとねぇ〜、上野動物園とか、新宿とか、六本木とかいろいろ」
「すまん、俺には全くわからんのだが」
「まぁ、良いよ、回ってみればわかるしね」
「ちょっと面白そうね良いわ回りましょ」
「おい!学校はどうするんだよ!」
「何言ってんの明日から5日間休みよ」
「そういえばそうだったけ?」
「そうゆうわけだから回りましょ東京」
「本当に〜、ありがと」
「私も気になったからね」