人の心理。
どもども、モンハンダブルクロスから抜け出せない。めるふぃです!
簡単ではありますが、読んでいただけると幸いです。
[4時間目…といいたいが少し遡ろう。]
キーンコーンカーンコーン…3時間目の授業が終わりを告げた時の出来事である…。説明はめんどくさいので前作を見てほしい。簡単に言うなれば…京介の”洗脳”が始まっていた。俗に言う”マインドコントロール”というやつだ。なにが支配されているか?それは…
「(…ガタッ。)」
『ッ!!?』
「光希。次の授業は数学だったよな?」
「うん!数学は好きだから覚えたよ!」
「…全部覚えろよ。」
と、歩いていく2人…の少しの物音と話し声だけで”怯える”のだ。これだけの効果があるとは思ってもいなかった京介としては楽しいものがある。だが、今日中にもう一つ事案を成功させねばならない。だから…京介には時間がない…余裕は全くもって皆無だ。
「次のターゲットは生徒指導とクラス担任だな。」
「きょー君頑張ってね?私もバックアップはするからッ!」
「ありがとな、光希。俺の復讐はこれからなんだ。俺が虐められていたのを知っていて口に出さなかった教師共も精神的に追い込んでやる。」
やり方が合っているのかどうか…と言われれば間違っている。と肯定しよう。だが、忘れないで欲しい。
『現実でもこのような状況は起こりうるのだ、今現在このような場面に直面している人も居るだろう。これは、一つの例だ。決して正しくはない例の一つなのだ。だが、このような事が起こりうるかもしれない…それをしないためにも、”イジメ”、”差別”などといったゲスな行為に手を染めてはいけない。被害者も加害者もない世界にしなければ憎しみは増えていく。それが、京介に起こった過去とこれから起こりうる未来なのだ。』
「なぁ、光希。俺は…間違っているか?」
「?間違ってるね?」
「だよな…」
「でも、やめる気は無いんでしょ?なら、気の済むまでやったらいいよ。戻れなくなりそうになったら…”私にしてくれた様に”…私がきょー君を引き戻すから。」
「お前はほんと…俺にはもったいない。だけど、恋人になるつもりは無い。」
「ちぇぇ~」
京介はあの事件以来…恋愛という感情が分からなくなっている。それが分かったとしても…京介が変わるかどうかは…光希に任せよう。
「さて、教室戻るかな。」
「お供しますッ!きょー君殿!」
「馬鹿みたいだぞ?だけど、さっさと戻るか。」
この時の京介はまだ完全に”掌握”しきれていなかった。なにを?それは、”人の中に住みし黒い塊”醜き闇だ。京介が犯したミスはまたの機会にしよう。
「…こ、殺される前に殺しちまえば…全てを終わらせられる…。あ、あいつがわわ悪いんだ。俺達の未来を壊させるもんか!!」
狂ったようにキーキー言っているゴミはどんな行動を起こすのだろうか?それはきっと、闇に呑まれた者の末路だろう。
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