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華麗なる獣の復讐も兼ねた傍観生活  作者: 森坂草葉
11月の復讐は黒狼も一緒
19/30

vengeance:target ???

2話同時更新です。

 


「ワフンッ」

「わぅ?」


 (つぐ)にいさんがやけに機嫌いいんだけど、誰か理由知りませんか?




******


 11月中旬の今日(こんにち)、体育祭間近で慌ただしく移動する生徒たちを眺める。

 ああ、前世の私も、生きてたなら今ごろ書類を持って行ったり来たり……、うん、想像できた。

 たぶん副委員長の彼と一緒にあっちこっち見て回ったり、成績順に幹部委員に選ばれるから、もしかしたらなっちゃってたりしてたかもしれない。いやまあ、断るけども。

 私たちの学園では「幹部委員」なんてブランドを手放す生徒は限りなく少ないんだけどね。

 むしろ私だけなんじゃないかな? 中等部の時も幹部委員にならないか、なんて言われたんだけど、勉強時間が短くなることや、学園長と話す時間が短くなることを理由に断ったよ。

 ああもちろん、建前の理由は用意済みで。


「うたー」

「わぅんっ」


 あ、優子さーん!

 こっちこっち、と優子さんに鳴き返せば、黒色のジャージを着た優子さんが小走りでやってきた。

 涼しい秋に、ちょっと汗をかいている理由と言えば、おそらく体育だ。今日はどうだったかなー、と思いつつ、今日の朝にわかれた優子さんの様子を思い出した。

 体育祭について金城(かなしろ)委員長に説明を受けたあと、優子さんはなんとか授業に間に合った。ギリギリセーフだったらしい。

 チャイムが鳴り終わったと同時に着席し、先生もまだ来ていなかったから事なきを得たみたいだ。その後、クラスメイトからちょっぴりお叱りをうけつつ授業を受けた優子さん。なんと、その授業は体育祭についての授業だったみたいで、ちょうど種目決めだったらしい。

 まあ、なんやかんやで6月近くから体育祭の準備をしていたのに、競技だけ先延ばしにしてたからなぁ。理由はまあ、私にも関係があるのでちょっと割愛するけど、いろんな事情があって種目決めのみギリギリでの決定。

 ギリギリ、といっても、みんなどの競技になってもいいようにまんべんなく練習済みなんだけどね!

 だけど優子さんは一切練習していなかったので、種目がどんなのか、どんなことをするのか、っていうのはその日に聞いたわけで。結構悩んだらしいけど、最終的には『借り物・借り人競争』を選んだ。

 いやー、最初は高橋さんと二人三脚に出る予定だったらしいんだけど、なんか謎の圧力によって種目変更になったらしい。その謎の圧力がなんだかはわからなかったけど、高橋さんとか他の子らがしかめっ面をしてた、って優子さんが言っていた。

 もう、なんなんだろうね。圧力って、あれですか。金的な何かですかちくしょー。


「ごはん遅れちゃってごめんね! はいっ、今日はヘルシーさを重視して作ってみたよ」


 フタのついたドッグプレートを目の前に出される。そこには、半分くらいに注がれたミルクに浸った犬用のブロック野菜たちとドッグフードがおいしそうに自己主張していた。……くそぅ、ペット用メニューが美味しく見える日がくるなんて。

 前世の私だったら考えられなかったなぁ。犬たちはこの茶色いブロックのどこが美味しいんだろう、だなんて思ってたよ。だけど、犬たちよ。私は大いに頷こう!

 めちゃくちゃ美味いよね! と!!

 ちょうどいいミルクの汁気と野菜たちの甘さ、そしてドッグフードのカリカリ具合ッ! この前は丁寧に蒸された鶏肉が添えられたものだったり、甘めのドッグフードかっこ高カロリーかっことじ、だったり。

 いやあ美味しかったなぁ。うん。これも美味しい、というか全部おいしかった!

 特に蒸された鶏肉が添えられた奴が美味しかったよ。ああ、鶏肉なんて久しぶりに食べた。じゅるり。


「ねぇ、うた。これからはヘルシーさを重視して作るね」

「……わぅう」


 なんでさー、優子さん。

 どうしてヘルシーさを重視だなんて……


「うたってば、ちょっと太ってきたからねぇ。がんばって痩せようね!」

「きゃぅんッ!?」


 ふ、太ったぁ!? え、太った? 私太っちゃったの?

 そんなバナナなことが……ッ

 毎日ちゃんと運動してたのに。ちゃんと走ってたのに。譜兄さんの後ろについて回って、結構脂肪を消費してたのにぃ……ッ!

 はっ、そういえば、なんだか最近おなかが地面に擦れるような?

 やばい。これはやばい。

 さすがにもふもふの犬体型でおデブはやばい。キツイ。四足歩行の白狼には、地面に擦れる膨らんだお腹はいらないのである。

 白狼父(おとうさん)と一緒だったときは、果物とか木の実生活だったからなぁ。つまり超ヘルシー生活だった。

 だからおデブになる心配とかなかったんだけど、な。

 ふっ、優子さんのうまうまな料理を食べ続けた結果がこれか……。今度から超ヘルシー生活に戻ろうかなぁ。

 ……いや、優子さんの所為ではないね。運動もろもろをもっとしなかった私の責任だね!

 今度から走り込みしよ。


「うた、おいしい?」

「ゎうっ!」


 うん、美味しいよ! さすが優子さん!

 いい飼い主だね! いやー、私のパートナーが優子さんでよかったって改めて思うよ。

 この食事をいきなりやめるなんて、絶対にストレスになる。だから運動しまくろう。譜兄さんの後ろついて行ったり、(ゆづる)兄さんや(りつ)兄さんも追いかけよう。うん、四番目の兄さんは、やめよう。


「……あ、食べ終わったね! お粗末さまでしたっ」

「わぅー」


 ごちそうさまでしたっ。

 さぁて、昼寝、じゃなくて運動だね! やるよ! 全力で走っちゃうよ!

 どんどん痩せるぞーッ! 目指せ、スリムボディッ。


「うん? なんかやる気いっぱいだね、うた」

「わんっ」

「ふふっ、うたもなんでかやる気だし、わたしも頑張るね!」


 それじゃ、また迎えに行くね! と優子は笑顔で走っていった。……あ、優子さん転んだ。

 おっちょこちょいだなぁ。さて、私も行こう、って、いタッ! 痛いよもうなに? と前を向けば木が。

 ……よーし、運動だ!!


「グルゥウ」

「わぅんっ!?」


 ハッハッと運動(?)してたら、いきなり首を押さえつけられた。なにごと!?


「グぅー」

「……わ、ぅ」


 もっふもふの毛。白狼父(おとうさん)似のすっとした顔。目の色はちょっと薄いけど、でも鋭いところは似ている。

 他の兄弟より小柄な、だけどなんか尊大、というか威厳さを醸し出す目の前の白狼こそ、私の四番目の兄。

 白狼一家四男・(めい)なのです。


「ゥウゥウ」

「キャゥーんっ」

 

 コロコロコロコロ。器用に前足で私を転がす弟。あ、気持ち的には私が姉です。だって大きさあんまり変わらないし、弟が欲しかったんだよね。うん、最後のが本音! だから心の中では弟呼び!

 って、ああ、やめるんだ! 転がすたびに「ふにぃ」ってなるお腹の脂肪! やめろっ、私の尊厳をー!!

 私をおもちゃのように扱う鳴は、私とはそんなに間をあけずに生まれた兄で、態度も大きい。そりゃあ、私より駆けるのも上手いし狩りもできるしイケメンだけど、だからって順番的妹をおもちゃ扱いって、あんた……

 私泣いちゃうよ?。いや泣いてるよ。

 なんでかなー。私が白狼の仔だって自覚したときはまだ、私にべったりとくっついたり可愛かったというのに。なんで、こんな態度のでかい白狼へと成長したんだ、鳴よ。

 女の子みたいな可愛らしい名前なのに、それも吹き飛ぶわんぱく少年ぶりを発揮する鳴に、私はもうどうすればいいかわからないよ。

 お前はいったい誰に似たのか、小一時間くらい問い詰めたくなった。まあ意思の疎通はできないけどね。

 しばらく私を転がすと、ようやく飽きてくれたのか、あっけなく離した。

 その際に私をペロリと舐めたのは、え、まさか次は丸洗いする気じゃあ……


「おい、鳴ッ」

「ルゥウゥ」

「ぅあん?」


 私と鳴に影が差す。

 それは結構大きな影で、だからこの程よく低くてイイ声の主は大きいんだろうなぁ、なんて思ってたんだけど。

 鳴と同時に振り返った私が見たのは、光にさらされて輝く、まるで燃え盛っているような赤毛。

 程よく焼けた肌に柔らかな赤茶色の瞳。そしてきちんと着られ、てない制服に首から見え隠れするキラキラした銀飾り。

 ワックスでほんのちょっと遊ばれた髪の持ち主は、この学園における学生集団のトップ。


「まったく、急に走り出してなんだと思えば。ソイツが噂の妹か?」


 いえ、気持ち的には姉です。なんて思ってる場合じゃなくて。

 忘れもしない、壇上でみるあの堂々とした姿。

 尊大で、俺様臭がプンプンしてたマジモンの俺様。なぜこの人が生徒会長、と選んだ教師と生徒に問いかけたくなったくらいわからない人。

 奏宮学園高等部第123代生徒会長こと、赤尾(あかお)重音(かさね)。女子がキャーキャー騒ぐ俺様何様肉食様。

 ああ、なんてことだ。

 鳴のパートナーが俺様生徒会長だったなんて……

 おーまいごっと


「……おい、コイツなんか遠い目してねぇか?」


 耳の裏あたりに感じる生暖かい吐息を受け流しながら、なんてこった、とため息を零した。

 我が兄弟たちのパートナーが豪華すぎるのは、もう気にしないことにしました。うん。

 あれ、なんか赤色がまぶしいな。はは、は、ははは……


「ルゥウッ」

「キャンっ」


 弟よ、姉に涙する時間すらくれないなんて、なんて鬼畜な。

 や、やめ、やめて鳴! 舐めないで、お尻とか、ちょ、まてよ。腹も押えないで、ふにふにしてるでしょ、っておいこら、誰だこら、誰だ腹丸くね? って言ったの。

 丸くないよ、まだ。ちょっとふにふにしてるけど丸くないよ。まだ平気です、これから痩せるんです、ええ。

 すっかり弟のオモチャになっている私は、珍しいものを見たと言わんばかりに目を見開いている会長に気付かなかった。気づくもんか。こっちは姉としての尊厳がかかってたんだから。

 止めよ鳴、と思いっきり尻尾を振り落すと、鳴が「やンのかゴルァ」とでも言いたげに私の身体を押さえつけた。そして私の唇をペロリと舐めると、腹をふにふにと触る。これもやっとこ、と言わんばかりにお尻をやわやわと揉まれると、変な溜息が出そうになった。

 ……言っておきますが犬の姿です。そう、見た目は犬です。言葉にするとちょっとアヤシイ感じになるけど、健全です。全年齢です。

 すっかりマウントを取られると、スンスンと鼻を押し付けられた。くそう、姉としての立場は木端微塵だよちくせう。


「……ハッ! おい、鳴。やめてやれよ。」


 なんか今もどってきました! みたいな感じでハッとして会長が私から鳴を離す。

 ようしよくやってくださいました会長! 俺様肉食様なだけだと思っててすみません。いやー、そう言えば会長は副会長に勉強教えてたくらい頭良かったんですもんね。

 学年の首席ではなかったけども。学年主席は金城先輩ですもんね。でもま、代わる代わるですし。今回のテストは金城先輩だったけど、前回のテストは会長が主席だったし。

 優秀なことに変わりはないんだよなぁ。見た目ワイルドで、副会長の方が頭いいとか影で言われちゃってるけど、ほんとのほんとに会長の方が上。私の記憶が確かなら、前は一週間に一度は図書館に来て勉強とかしてたし、肉食獣的な見た目してるけど、生真面目だって評判ですもんねぇ。

 ハッハッハ、見た目で決めつけてすみません、会長。よっ、色男!


「なんか馬鹿にされてる気がすんだけど、気のせいか?」

「わぅッ!?」


 なんて勘の鋭い! 野性味あふれてるから? 優秀だから? いや勘に優秀も何もないか。

 でも鋭いな、本当に。訝しむように私を見ると、眉間の皺を抑える会長。ふぅっと息を吐くと、疲れたと一言呟いてその場に座った。

 あれ、あれれ? このパターンは、まさか……


「疲れてんのか? チッ、ここのトコまともに休んでねぇしなぁ」

「ウゥウッ」

「は? あのなぁ、一度なった役職を途中で放棄するなんざ、誰が許しても俺が許さねぇっての。名だたる財閥の御曹司たる俺が、疲れたからって止められたら、この世の中辞職届であふれてるぜ」

「ワゥウンッ!」

「おいおい、獣社会のお前らと一緒にすんな。ヤっちまったらお縄だっつーの。……あいつ等の分まで仕事する、っつーか、あいつ等がほっぽり出すから俺の仕事が増えてんだろ。畜生、休みてぇよ。っだから、休めねぇんだっての。逃げようとすればなんでか遭遇するし、気づけば一緒にいるし、気持ちわりぃよ」


 鳴の頭を膝に乗っけると、近くにいる私を摘まんで抱き上げる。

 お前は暇そうだなぁって、いやうん、まあ暇ですけど。会長は忙しそうですねぇ、と尻尾を振る。

 目の下にうっすら隈ができてる会長は、もういつ倒れてもいいくらいヤバい目をしていた。なんていうか、その、いつだか宇緑書記や燈下先輩がしてた薄暗い目で、こっちを見ているはずなのに別のモノを見てるみたいな。

 私に触れる手が冷たい。まるで体温のない無機質な機械みたいで、なんでか怖かった。

 それは私だけじゃなくて、会長の膝に頭を乗っけてた鳴も一緒だったみたいだ。怪訝そうに頭を持ち上げた鳴は、鋭い牙をきらりと覗かせる口を数回開くと、少し躊躇ってから私を咥えこんだ。


「鳴?」

「ウゥゥ……っ」


 そして弦兄さんがするみたいに私を腹の下に入れると、苦しそうに、尋ねるように声をあげた。

 会長は一瞬だけ目をさまよわせると、ぐっと頭を両手で抱えた。ハッと短い息を吐きながら、辛そうに表情を歪ませた。

 その姿には苦悶と嫌悪感と怒気が滲み出ていて、会長が全力で拒絶しているのがわかった。それと同時に、やめてくれ、と叫ぶ会長の声が聞こえた気がして、会長に駆け寄った鳴の後を追うようにして走る。


「い、やだ。くるし、い。なん、で、なんで、くそッ」

「ウゥウゥッ」

「わんっ、わんっ」


 会長に駆け寄った途端、強烈な甘い香りがした。

 それはキツイ香水を全部振りかけた狭い個室に閉じ込められたような、表現しようのないニオイ。

 ただ言えるのは、それは会長から香っていることだけで。でもさっきまでそんなニオイはしなかった。さっきまで会長から漂っていたのは、爽やかなミントの香り。

 突き抜けるような風を思わせるその香りは、吐き気をもよおすキツイニオイに消されている。

 このニオイが会長を可笑しくさせている。

 鳴も同じことを思ったらしい。短く唸ると、会長に自分のニオイを移そうと身体をすり寄らせ始めた。


「あアアぁああッ……! あ、ああ、あ、っは、」

「ルゥウッ」

「わぅうんっ」

「っはぁあ、ッあ、み、あみ、ぃ、あみっ! ……そう、だ。あみ、に、あみに、あわね、ぇとッ」


 ふっ、と甘いニオイがひときわ強くなった次の瞬間、会長は勢いよく立ち上がった。

 その顔は無表情で、目の色は淀み、どこからどう見ても正気じゃなかった。会長の赤茶色の目はどこを見ているんだろう。

 さっきまでしがみついていた私たちを払いのけて、どこかへと向かって足を動かす。その歩き方はふらふらとした頼りないもので、だけど決まったルートを歩いているようにも見えた。

 鳴が必死に鳴く。意思の疎通はできない、けど、その鳴き声にどんな気持ちが含まれているかはすぐにわかった。

 深い、かなしみだ。

 悲しみであり、哀しみでもあった。


 いかないで。いかないで。

 鳴は会長の傍まで寄っていく。だけど気付いていないのか、鳴の声に応じることなく会長はどこかへと行ってしまった。


「ワゥ、ワゥゥウウンッ―――!!」


 ひどく、かなしい叫びだった。

 いつも態度の大きい鳴だとは思えないくらい、さみしさとかなしさに支配された声。

 ああ、意思の疎通くらいできない自分が恨めしかった。

 こんなときほどできないことを恨んだことはないよ。神様は、ほんとうに私のことが嫌いなのかもしれない。

 だって、兄弟のひとり、1匹すら慰められない、癒せないなんて、いやだ。

 鳴の傍に寄る。ぴたっと身体をくっつけて、摺り寄せた。

 それくらいしか、今の私にはできない。灰青色の目からあふれる大粒の涙が、まるで雨みたいに私に降り注いだ。

 私よりも、ちょっとだけだけど大きな鳴からあふれる、この涙は怒りだ。そして理由なき問いだ。

 鳴、めい、くるしいね。くやしいね。

 胸を締め付ける、この痛みの意味を私は知っていた。だって、5か月くらい前にも体験したことがあるから。

 あまりにも不条理な出来事に対する、激しい怒りを。かなしみを。くるしみを。

 だから、鳴。


「ゥウッ、ワゥウウ゛ッ」


 どうか泣かないで。


 泣くきみと、溺れる私を見下ろす空はあまりにも広く、憎たらしかった。



 

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