aaa組
中学ライフ。
2時間目、私はさっきのことが気になって、夢原さんをちらっと見た。
夢原さんは何もなかったような顔をしていた。
なんで?
あんなことされてたのに…。
そのとき夢原さんと目が合った。
私は、あわてて目をそらす。
でもやっぱり気になって、また夢原さんのほうを向く。
夢原さんは、私に笑顔を見せた。
何で?何でなの、私はあの時夢原さんを見捨てたのに。
…なんともおもわないの?
そして、2時限目が、終わった。
ノートには黒板のことなんて何一つかけていない
私は、夢原さんの机に行った。
「さっきはごめん。」
「さっきって?」
「え…?」
夢原さん…私が見捨てたこと、覚えてないの?
「あの…私が夢原さんのこと、助けられなくて…。」
「大丈夫。いつものことだし。どうせだれも助けてくれない。」
「ご、ごめんなさっ…。」
「別に謝らなくてもいいの。」
「でも…。」
「何?そんなにきれいごとが言いたいの?」
「え…。その…。」
「私にかかわらないほうがいいわよ。ほら。」
そういって、夢原さんの指差した先には委員長たちがいた。
こっちを見ている委員長たちが…。
「ね?だから、二度とわたしに近づかないで。あの時、謝ってくれたの聞こえてたから。嬉しかったんだよ。」
いままでに見たことのことのないような最高の笑顔の夢原さんに私は、魅了された。
「わ、私あなたの気持ちがどうしてもわからない。」
私は言う。
「助けてほしいんでしょ?なんで言わないの?はっきりいいなよ!」
「あなたに分かるわけないじゃない!」
夢原さんが鋭い言葉を私に投げつける。
でも、私は負けない。
「私、前の学校でいじめられてたの。だからわかる。」
「へっ…。」
はらはらするね
これからどうなるの