第十五話
遅れちまってすまねぇな
でもその遅れはいまから取り戻すぜ!
といいつつ次回も結構期間開きそうですよね
あ、ついでに旅行で遅れました
娯楽で顔文字はいいと思うけど、こういった多くの人々が見る場で顔文字は使わないように心がけていますが、あまり気にしないほうがいいんじゃない?と言われました。
どう思われます?
今回は戦闘です、正直自信がないので、アドバイスして下さるとうれしいです。
「うぉぉっ!?」
何か擦り抜けたときの感触とともに、落下。
そしてそのまま音をたてて水へと落ちていった。
ドポォンッという音をたてて水しぶきをあげて落ちた後、すぐに酸素を求めて上へとあがる。
「な、なんだったんだ…」
ゲホゲホッと水を飲んでしまってドロ臭くなった口に顔をしかめながら水を吐き出す。
周りをみれば煉瓦造りの壁がある、そして今いる場所からぐるりと周りを見回すと、俺がいまみずに浸かって居るのは、噴水だということがわかった。
おそらくはその噴水に飾ってある、女神…だろうか?そんな雰囲気を漂わせる像が持っている、鏡のような…いや、なにも写さないところから見て、あの鏡と同一のようなものだろう。
「おそらく、あそこからでてきたんだな。」
そう思って、すぐにその噴水からでて、服を絞り、水気をだし、脱いでパタパタと風にさらす。制服は、防水処理というものを使っているので、濡れたら乾きにくい上にペトペトと内部の生地がはりついて、濡れたらかなり気持ち悪い、火があれば火にさらして乾かすのだけれど、さすがに贅沢はいってられないだろう。
腕輪をみながら俺は噴水へと服をおき、風にさらすようにしておいた、そしてそのまま噴水へとのぼり、周りをみまわす。
「さって、人をさがすべきだろうか、ま、それも服を来てからだけどなァ…ううむ…」
考えてみればここはどこか情報をさがすべきかと思われる。
パンツ一丁ででていくわけにもいかないし、生乾き程度に乾いたら着てどこかにいくべきだ。
どこに?と聞かれれば口ごもるしかないのだけれど、為せば成る為さねばならぬ何事も、という言葉があるくらいだ、何事も行動に移さなければ現状は変化しない。
――鉛色の厚い雲でおおわれる空をみあげる。
「ま、何がともあれ一歩前進といったところか、先行きは不安だけど…ッ!?」
ボソリ、と誰もいない上に暇だと独り言が多くなるのは人の常である。
――そのときだった。
風を切る音が耳に聞こえその落下地点がここだと一瞬で気づいたのは。
常時勇気という力をある程度まんべんなく体に浸透させるようにしているために、五感、力は常人のそれを超えている、だからこそそれを空耳なんかで終わらせてはいけない。
すぐに横へと飛んでゴロゴロと地面を転がれば、いた場所に突き刺さっているのはピンク色の何か、驚きながらも、突き刺さっているところから上に上にと視線を向けていくと、そこにいたのは…化物。
ピリピリと肌が反応する、この感触は樹自信も知っていた。
あの熊のような化物と出会った時に感じたものと同等、つまりはこいつもアレと同じものだ。
小さく舌打ちをしながら構える、化物はグルンッと素早くこちらに視線を向けると、その場から飛び出してくる。
「フッ!」
化物の直線的な一撃をかがんで避ける…と、化け物はすぐにその攻撃をとめる。
フェイントか!?とすぐに理解したが、遅かった、横からの蹴りが迫ってくる、腕に勇気をためて、その一撃をくらった。
「ガァッ!?」
腕に損傷はない、だが足のふんばりがたりなかったのだろう、一撃で体が浮き、そのまま吹っ飛んでいく、そしてどこかの民家へとぶち当たり、背中に痛みが走る。
だが耐えるために目をつぶるような暇はない、目の前には先ほどの化物がみえる、追撃にきたようだ。
飛び上がり、腕の一撃を繰り出してるのをみて、それを前へと飛んで避け、フェイントだろうが蹴りをくり出せないように、腕にためたままの勇気を使って両手で腕をつかむ。
「ウィィィィィッ」
この化け物の鳴き声だろう、それの煩さに顔をしかめたが、手は離さない、この化け物は今空中にいる、何故なら空中にいるままの一撃と共に、すぐに足をつかんだために民家の床に足を置かせはしなかったから、これが狙いだった。
そのまま勇気とためて、上へと飛ぶ、そうすれば化物の重さが頭に近い位置にあるために腰あたりが重心となってクルクルとまわりはじめる。
遠心力がある程度働いたと思った瞬間に――投げる。
広場のような空きがある場所へと投げ、轟音を確認する。俺は民家の屋根へと降り立ちそちらへと走っていった。
広場の近くの民家へと到着し、広場をのぞき込もうとしたとき、目の前がピンクで染まった。
「…しまっ」
しまった、避けようと思考回路が追いついたが、それを行動へと移すには時間が足りなさすぎた、両手の右の指の間すべてに左手の指を入れたときの大きな拳、それが俺の頭上へと降ってくる。
ガァァンッという轟音を立てて俺は民家の屋根や床を突き抜けていき、一階へと落ちていった。
勇気を展開できたのは幸運だった、だがしかし、何分時間が足りなかった為に薄くだった為に勢いが殺せなかったらしい、ズキズキと痛む頭に手を当てると、ぬるりとした感触を感じ、見てみる。
あったのは血だった。
「ウィィィィッ」
勝ち誇ったような声がしたので上を向くと、化物が俺をみている。
小さな悲鳴が聞こえたので横をむくと、いたのはやせ細った少女とその母親であろうお方。
――追撃を化物が繰り出し始める。そのまま落ちてくる、おそらくは戦闘不能になっていると思われているのだろうか。
だが――俺はまだ大丈夫だ。
この家族を巻き込んではいけない、なぜこうなっているのだろうなんて自分にもさっぱりだけど、狙われているのはオレなのだ。
「――クハハッ」
完全に油断しきっている化物を笑う。
そしてすぅっと息を吸って俺は――言った。
「ばぁかがっ!」
腕輪のスイッチがカチリと入る。
大剣が目の前に現れ、それをひっつかみ、投げる。
「ガァァッ!?」
甲高い鳴き声すら出さず、化物は自信の落下を押さえようとつかむ場所をさがす…だが見つからない。
落下は急には止まらずに落ちて行く。
そして剣は上へ上へと勢いをつけてあがっていく。
ズプリと大剣が突き刺さり、化物の叫び声があたりに響く。
そして俺はその場から転がりながら動き、化け物は大剣を突き刺しながら落下し、自分がいた場所に落ちて行く。
痛みを感じながらも立ち上がり、勇気をまんべんなく体に通すと、治癒が高速へ始まっていく。
俺は生きたえたのを確認した後、化物を無理やり仰向けにすると、剣を引き抜いた、化物の血が付いていたので腕輪に戻して腕に通す、化物が邪魔なので持ち上げて外にほっぽりだそうと外へと向かう。
「あ、あのっ!」
声が聞こえ、そちらのほうをむくと、先ほどの少女。
「あぁ…すいません、巻き込んで。」
未だ痛みが拭えない体で、ほほえみながら俺は謝ったが少女はフルフルと首を降った。
そして俺の腕をひっつかんで、キラキラと瞳を輝かせる。
「あ、ありがとうございます。その魔物、最近この街を荒らして人を喰らっていた魔物でして、倒してくれて、本当に感謝しています。」
「へぇ、そうなんだ…だからいきなり襲って…」
「えっと…だからお礼に…服を貸します。」
顔を真っ赤にしながら少女が入った。
心の中でへ?なんて思って下を向けば、パンツ一丁なのを確認。
OK、俺はどうしたらいい?この顔真っ赤な少女と母親をみて、とりあえず俺は服を取りに行けばいいのかもしれないけど、ちょっと待ってくれ、ここの場所がどこかわからないため、ある程度探索しなきゃいけない。
街の道をパンツ一丁で徘徊する男
そう考えてみて、すぐに俺は両手をだして
「貸してください。」
…なんともかっこ悪いものである。
牧場物語2をひっぱりだしてひさしぶりにやっていたら気分がHO☆NO☆BO☆NOしてきたよ。
ハーベストムーンやら君と育つ島やらルーンファクトリーやらGB2やらシュガー村やら3などをやってきたけど、やっぱり2が最高だなって思うんだ、どうせわかる人なんて限られてるけど。
ついでに作者はBLに対して別にいいんじゃない?という中立派だけどさ、できれば自重を知ろうよ、友達が目覚めてことあるごとに最高だよね!っていってくるのがキツイよ。
自分は何も否定はしないけど、それを押し付けてくるのだけは拒否したいよ。
――とりあえずほのぼのとした小説かいてみよっかな、なんて思っている今日この頃。
一週間後までにもうふた作品のストックがある程度できつつあるので、更新可能となりますよ。