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第1話 僕の過去1

こんにちは

すでに書き終わっているので完結保証します。

俺のコードネームはゼロこれは代々の特殊部隊ウクライナコサックの隊長が引き継いできた名前だ。今日は俺の隊長就任式だ。我々のみが着れるブルーに白い糸をつけて頭には顔をすっぽりうめり黒い帽子とサングラスそして通常の帽子を着ることは我々の誇りだ。我々はウクライナ軍最強の部隊その名に相応しく様々な任務を今まで成功させて来た。俺が5歳の時だった俺が将来ウクライナ軍に入ろうと決めたのは。父は元ウクライナ大統領で持病の悪化により一期のみで引退したがとても人気を持っていた。それを警戒したロシア軍が僕らが住んでいた都市イジュームを占領した。父は持病なためそこまで丈夫ではなかったが最後までイジュームに残った。父の様子にウクライナ軍の兵士は少し士気が上がっているように見えた。ただあまりにも寡兵で大軍のロシア軍相手に全滅してしまった。そして占領したロシア軍は父を探し出し僕の目の前で父を殺した。そして母にレイプをした後殺した。僕は両親にクローゼットに隠されていたが扉の隙間から見えた。僕は恐怖で身体が震えたが心に決めた。必ずロシアに復讐してやると。まず手始めに此処から逃げることにした。子供心に此処が危険だとわかっていた。それに両親が僕を元々アメリカにいる叔父のところに僕を逃すつもりだったようで連絡先を母から貰っていた。ロシア軍は幸い僕に気付かずに金目のものを取って去っていった。






僕は急いでリュックに携帯、イヤフォン、充電器、パスポートと僕がお父さんとお母さんから教えてもらった万が一の時用の秘密の場所からお金をとって来て入れた。そしてリュックには服も何枚も入れた。家の中の食料は全部ロシア軍に取られていた。僕は服を着込むとそっと夜に外に出た。僕は携帯のランプを使って5時間ほど森の中を歩き続けた。そして間違えて森の外に出てしまった。外には兵士が何人もいた。僕は怖くなった。兵士は警戒している様子だったが僕が子供だとわかるとウクライナ語で話しかけて来た。

「君の名前は?此処は危険だよ。どこから来たのかい?お父さんお母さんはどこかな?」

ウクライナ軍兵士だろうと思ったから僕は逃げずに質問に答えた。

「僕の名前はオレクサンドルミハイロヴィチロメンコフスキー。イジュームから来た。パパとママはロシア兵に殺された。」

僕はそこまで言うと泣いてしまった。

「大丈夫だよ。此処はウクライナ軍の検問所だ。ロシア軍はいない。もう安心しな。」

僕はウクライナ軍の兵士に近くの塹壕に連れて行ってもらった。そこには10人ほどのウクライナ軍兵士がいた。

「お前警備していたんじゃないのか。それよりこの子は?」

「1人でイジュームから逃げて来た勇敢な子だ。お父さんとお母さんが殺されたらしい。保護をしてキーウに連れて行くべきだ。キーウはまだ安心だ。」

「確かにな。僕頑張ったな。おじさん達が助けるからな。」

その時僕のお腹がなった。

「坊主お腹空いているのか。これを食べろ。軍用食だ。結構美味いぞ。」

僕は食べた。そして美味しかった。僕は疲れていたのか眠ってしまった。僕が起きた後兵士に質問された。

「僕はどこか会いたい親戚とか居るのか?」

「僕にはアメリカに住んでいる叔父さんがいるよ。」

「そうか。連絡先知っているか?」

「うん」

僕は携帯の画面を写した。

「そうか。わかった。だけど此処では携帯の電源は切ってね。君のことはキーウの本部に伝えとくから。後ここに写しておいたからこれを持っていな」

「ありがと」

「これは我々の仕事さ。君の両親までは守れなかったけれどせめて君を守らなければ。後もし身分証明書があったら見せてくれない?それがあるとポーランドに入りやすくなるから」

僕はパスポートを見せた。そして僕がウクライナの元大統領の息子だと言うことに驚いていた。次の日キーウから兵士が来た。現在のシェフチェンコ大統領が僕のお父さんを尊敬していたらしく本当は兵士の予定だったが少尉になったそうだ。

「オレクサンドルくん俺はウクライナ陸軍少尉だよ。一緒にキーウに行こう。」

僕は車でキーウに行った。そしたら混乱しているうちにマリエンスキー宮殿に連れてこられて大統領に会った。

「オレクサンドルくん、君のお父さんのお陰でウクライナ軍兵士の士気が高くて多くの人が避難できたんだ。だからウクライナ英雄を追贈する。明日式典をするよ。それと国葬を行うよ。元大統領は国葬を行うという決まりなんだ。例外はあのロシアに逃げた最悪なヤヌコーヴィチ元大統領だけだよ。後君の叔父に電話しようか。心配しているだろうし。」

「うん」

僕は大統領に執務室に行って叔父に固定電話で電話した。僕の携帯は電池切れになっていた。そして電話回線がかなり不安定になっていた。僕はまだ固定電話の使い方がわからなかったから大統領がかけてくれた。叔父はなかなか出てくれなかったが3回目ぐらいに出てくれた。大統領が話しているとびっくりしていた。叔父もテレビをよくみていたため大統領の声だとわかったみたいだ。

「превіт(こんにちは)君の甥のオレクサンドル君のことなんだけれど」

「義弟と妹と甥は無事なんですか?イジュームが占領されたと聞いていてもたってもいられなくて」

「オレクサンドルくんの両親はロシア軍に殺されたそうだ。遺体は特殊部隊に命じて回収させている。さっき着いたけれど見るにも無惨だったよ。あんなに良い大統領だったのに本当に残念だ。本音で言うと今期も大統領をやって欲しかったよ。僕も大統領になりたかったけれどもし彼が出馬していたら僕は出馬しなかった。」

「甥は?」

「オレクサンドル君は生きているよ。」

「よかったー」

「それでオレクサンドル君はウクライナ軍が歩いてイジュームから脱出したところを保護して僕と一緒にいるんだけれど」

「そうですか。僕がポーランドの国境まで向かうので妹もそうですがオレクサンドルはアメリカやコモンウェルスとの二重国籍ですし僕が引き取りましょう。」

「そうかそれはよかった。オレクサンドル君と代わろうか。」

「はいよろしくお願いします。じっさいに声を聞かないと安心出来ないので。」

「シューラ無事か?」

「うん僕怖かった。」

「そうか。無事で何よりだ。」

その時防空警報がなった。僕たちは電話を切って地下に避難した。










  





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