表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/216

閑話 : 七瀬来歴

主人公の前世に関する話。


当人は懐古するような性格でなかったため作者というこの主人公と世界を生み出してしまった立場(=神?)からお伝えします。


*神=その世界について(物語上)なんでもできる(どうとでも創れる)存在。世界を(小説として)作っちゃった存在。


この世界で信仰されている神とは全くの無関係。前書きを書いているときにハイになっちゃった作者がノリに乗って書いてしまった喩え。

 七瀬麻琴(以降七瀬)はごく一般的な家庭に生まれた。

 彼女の来歴を以下に纏めてみた。面倒じゃない人は読んでみてほしい。


( i )

 運動は得意でなかったが勉強は人よりもできる方であった。かといって全国最難関高校に入れるほどの天才というわけでもなく県公立最難関に地で入るくらいの一般的な頭脳の持ち主だった。ちなみに最難関国私立高校には落ちている。


( ii )七瀬の勉強

 一度授業を聞けば理解できたし、授業なんか聞かなくても教科書を読めばわかった。中学一年から三年の初めにやる文字と式はそれぞれの違いすらわからず一年の授業を受けた知識のまま中学三年の文字と式を頭を使って力ずくで解いた。拡大解釈がうまいのだろう。一から十を知るタイプの人間と言ったらいいかな。まぁ、逆に間違った方向に思い込んだり、いろんなものを混同させたりしてしまう欠点もあるが、勉強しているうちに間違いに気づけたから問題ないといえばそうなんだろう。間接疑問文と関係副詞と疑問詞と接続詞のwhenを混同するくらいには誤解していたが。なんとなく、先生や海外の人が使ってた表現を入れ替えて使ってみましたー!って習ってもいないのに使っていたこと、それが文法的になんかあってたことが原因と思われる。得意教科は数学。大学では統計を専攻希望予定、プログラミングも学習希望。


( iii )七瀬の社交

 人付き合いはあんまり得意ではなかったし、一人が苦になるような人間ではなかったが、仲の良い人と話すのもまた嫌いじゃなかった。それを作るまでがね。初対面の人の方が下手に見知った相手より話しやすくて道端の子どもや偶然組まされた人間ともうまくやっているからよく知らない人が客観的に見ると人見知りではない。しかし、教室の中に放流されると誰と話していいんだかわからない。無理やり4人組とか組んで話をしろの方が楽なのにさ、とか思っていた。


( iv )七瀬の読書

 本は好きなのでたくさん読んでいた。ライトノベルも漫画もアニメも好きだったから読んでいたが、最も好きだった漫画はデータまみれ登場人物爆発、設定が細かすぎる、読んだら読むだけ味が出てくる、分析・考察し放題のあの……だ。小説は名作も少なからず読んでいたし、漫画でわかる簡単な統計学とかそういう系の本も少なからず読んでいた。


( v )七瀬の知識

 料理は下手だし、裁縫も下手。大雑把だから、第一次産業系の本とか、何かを作る本とかは読んでいなかった。そう、異世界転移・転生ものによくある、「醤油って確か大豆を…」とか「カレーのスパイスは…」とか「車はサスペンション…」とかは全く知らない。興味ない。そりゃぁ、「醤油も味噌も大豆を発酵してるよね」とか「カレーは野菜茹でてカレールー」とか「車はエンジン」は知ってるさ。それで何か作れるかって言ったら何も作れないんだよね。知識チートってやつも趣味人でもなけりゃ不可能では?と思わなくもない。そういう人たちはね、いるんだけど、七瀬は違うってこと。


( vi )七瀬の容姿

 ボーイッシュが彼女の基本。黒のスキニージーンズに黒のオーバーサイズのTシャツ。白いラインが目立って素敵な感じに着ていた。彼女は基本的にショートヘア。一時伸ばしたことはあるが、面倒だったのでもう伸ばさないとしている。身長160cmでもっと伸びないかなぁと思っている。かっこいい系女子で女子に人気がある。男子とは同性の友達として接しており、仲が良い。


( vii )七瀬の夢

 幼稚園の頃は幼稚園の先生。一番近くにいる大人の職業だったのだろう。花屋さんとかより偉そうに見えたのかもしれないが、確かなことは誰も知らない。

 小学校低学年の頃は小学校の先生。友達のわからないところを解説して、私ならもっとうまく教えられるのにと思ったところがはじまり。中高生になってから気づいたが、わからない一人の人にはその人にあった教え方をすればいい、全体に教えるのとは話が違う、驕りすぎだ。

 小学校高学年になって教師は仕事の時間の割に給料が低いと気づいた。だったら社長になればいいんじゃない?と考えていた頃、そんな簡単じゃないこと、10年存続するだけで会社としては超優秀ということに気づいてからは自重するようになった考え方。

 中学生になってからは数学やってるのってかっこいいという安易な理由で統計に進むことを志す。商人気質があったので、モノを売るためにデータをどうこうするやつにつきたかった。それと同時に学校での勉強・学校という特異な環境に疑問を持ち始めていた。


( viii )七瀬の家庭環境

父 母 七瀬 弟 妹 の五人家族。

 七瀬は全く家事をしない、できない。


( ix )七瀬の終わり

 交通事故で死亡。図書館へ行くところだった。

 七瀬本人にはその日、その週くらいの記憶がない。



次回


7を尊ぶ世界の


ふざけた(七瀬談)

いかれた(七瀬談)


世界観について

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

スピンオフ短篇の紹介

「ラッキー7の世界で」スピンオフ短篇

作品紹介


完結済

すべてはあの桜花のせい

悠という少年の巣立ちの物語。推理SF小説。

連載中

魔女の弟子と劣等学級 -I組生徒の過ごし方-

魔女の弟子が初めて街に降りて人と関わる学園もの。

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ