染みる
どうも、スマ〇ラで勝てない相手に連戦をして戦闘力が200万位一気に下がって泣くことになるクソ雑魚プレイヤーガチ勢のχダニャンです。
昨日ね、これタイトル間違えて連載開始しましたんでね。えぇ。出だしから転んだわけなんですけど私は元気です。 ×「俺を唄え」 〇「俺を謳え」 なのでね、やっぱこの作者無能なんだなぁって改めて実感するよね。ええ、私はそれでも元気です。
因みに公開初日のPVは13という自分至上一番低い所からスタートしましたね。うん。
ええ、何があっても私は元気ですとも。ええ、ええ。元気ですとも・・・ええ・・・
あ、PV0でも最後まで書くからそこだけは信頼してくれぃ!!
最後までクソつまらないけどな!!!
刀をガントレットで、ハルバードを鞘で受け
お互い手が塞がった状態のまま
ドレッドヘアは顔をしかめて言った。
「目が見えない?適当なことを!」
「別に信じろなんて言わねェさ
こっちは長旅で疲れてんだ、さっさと
終わらそうぜ」
銀侠とドレッドヘアはお互いと武器を押し返し
飛び退いて距離を離す。
『カン』 『カン』
銀侠がまた鞘を鳴らしている。
「行くぞぉ!!」
ドレッドヘアは力任せにハルバードを
振り回しながら銀侠との距離を詰める。
対する銀侠は刀の背で肩をトントン叩きながら
相手の接近を待っている。
目は閉じたままだ、開いてもなにも見えない。
しかし銀侠に焦りはなく、余裕綽々と
いったところか。
『カン』『カン』『カン』
頻りに鞘が音を発てる最中
下から掬い上げる斬撃が銀侠の首に迫る。
「貰った!!」
ドレッドヘアが勝ちを確信した刹那。
銀侠はこれに合わせて逆手持ちの鞘を
ハルバードの下に潜り込ませ掬い上げる。
斬撃の軌道を自分頭より上に反らしたのだ。
「!?」
勢いを生かされたままハルバードの軌道を
反らされて自分の武器に
重心を持っていかれてしまった。
「しまった」とドレッドヘアの頭が処理する
より僅かに速く、銀侠の言葉が耳に滑り込む。
「雨入外道流、雫断ち」
銀侠は深く踏み込み右から左へ刀を振り抜く。
殺意が濁流のようにドレッドヘアに向けて流れ込んでくる。
たった一筋の剣閃に過ぎないというのに。
その濁った水に飲まれればまず助かるまい。
「うおおおおおお!!!!!」
体を捻り受け流されたハルバードを無理に
後ろの地面に突き刺しそれを軸に腕力で
体を持ち上げて紙一重で刃から逃れた。
考えての行動というよりもそれは
本能的にとった行動だった。
思考が挟み込まれていたら間に
合わなかっただろう。
着地に失敗し無様に転びながらも
死に物狂いで立ち上がるドレッドヘアに
対し銀侠は息一つ乱していない。
ドレッドヘアは対照的に息は絶え絶え。
全身から汗が吹き、武器を
握る手は震えていた。
実力差をまじまじと見せつけられている。
もう勝負はついたようなものだ。
「これで相子だ」
「あ、相子・・・?」
玉のような汗を額から滴らせて
ドレッドヘアが銀侠の言葉を反復した。
「お前さんがオイラを殺そうとして失敗、そんで
今度はオイラがお前さんを殺そうとして失敗。
これで相子だ」
『キィィィン・・・』
銀侠が刀を鞘に納めると引き金を引いた時とは
また違う甲高い金属音が響く。
鞘に別の仕掛けがあるらしい。
ドレッドヘアは大きく息をつく。
終わった、死なずに済む・・・と。
「さぁこれで仕舞ェだ、来な」
銀侠は収めた刀に手を当て腰を落とす。
抜刀術の構えである。
ドレッドヘアの顔面がサーっと白くなる。
断崖絶壁を命からがら登ったところで
崖の底まで蹴落とされたような感覚だ。
心臓がドギマギして呼吸は定まらなくなり
視界がチカチカと徐々に暗くなっていく。
「う・・・うあ・・・」
ドレッドへアが武器を手放し鎧が崩れ落ちる
煩わしい音を立てながら倒れ込んだ。
恐怖のあまり失神したのだ。
「・・・なんでェ、情けねェ」
銀侠は呆れた顔で構えを解いて髭を撫でる。
「あ、あの!」
後ろから声が聞こえたので振り返ると
逃げたはずの女性がそこに立っていた。
「まだ逃げて無かったのかい、モノ好きだな」
「すいません・・・でも見入ってしまって・・・」
「命危なかったってのに・・・随分キモが
座ってやがる。コリャ、旦那は尻に敷かれるなァ」
「あはは・・・それより助けて頂いてありがとう
ございました。この後どうですか?お礼させて
欲しいんですけど・・・」
「へぇ、そりゃいい、何してくれんだい?」
「私酒場を営んでるんですけど、今日は
奢らせて下さい」
銀侠は「いいねェ」と頷きそのあと店まで
女性に案内された。
鞘を杖代わりに地面を突きながら歩く銀侠は
目を閉じたままでもスイスイ女性についていく。
鞘を突く度に引き金を引いた時と同じ『カン』
という金属音が鳴っていた。
「あ、私まだ名乗ってなかったですね
チャーラって言います。
よろしくお願いしますね、銀侠さん」
「ン?オイラ名乗ったかい?」
銀侠は首を傾げるとチャーラはケタケタ笑いながら
「さっき助けてくれた時に言ったじゃないですか」
と銀侠の肩を軽く叩いた。
「歳食うと耄碌しちまってダメだなァ」
銀侠の言葉を聞いてチャーラはまた笑った。
よく笑う女性だ。
やがて街並みが変わりレンガ造りの区画へ出た。
この辺りは商店やら飲食店が多いようだ。
この街の数少ない華やかな一画の隅にある小さい店。
それが彼女が案内した自分の店だった。
チャーラが木造の小さい店の扉を開いて
銀侠を店内に招き入れる。
店には他の人はいないようだ。
「汚い所だけどゆっくり休んでいって」
チャーラは銀侠をカウンターの席に座らせると
カウンターの裏に回り戸棚からグラスを取り出し
酒を注いだ。
「へへ、すきっ腹にいきなり酒ってのも
なかなか乙だわな」
「あ!お腹空いてた!?ちょっとまって・・・
あー・・・軽いおつまみ位しか出せないわ」
「いいさ、構わねえ」
おつまみを待たず出された酒を一気に
飲み下す。
「かー!うめぇ!!この一杯の為に
生きてんだなァ!!」
久々の酒が空の胃袋から体を巡る。
まさに全身に染みわたる感覚だ。
この土地の酒、エールは
随分と銀侠の舌を唸らせた。
荒くれ共の街だから酒文化が
発展しているのかもしれない。
「ここに来る前、畑があった
ありゃ麦かい?」
「そうですね、麦ですよ
このお酒の原料ですね」
「この街、気にいっちまうかもなァ・・・」
「あはは!お酒しかいいとこない場所ですよ?」
「へへ、だからいいんでェ」
銀侠は次から次にグラスを空にしていき
気が付いたら酔いつぶれてカウンターに
突っ伏していた。
「・・・フフ、こんなバカ飲みする人。
初めて見たわ、最後のお客さんが
美味しく飲んでくれる人でよかった・・・」
チャーラは微笑みながら銀侠に毛布を掛けた。
そうだな、一言言っておこう。
重要なことです。
え~、仕事行きたくなぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁぁぁぁい!!!
以上です。
すいませんでした。ではまた明日・・・あ、もう読まない?ですYOネー!!!