表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/31

ポーションも最新型の釜で作ると……。

 ちょっとだけ頑張った。


 一応見直しはしましたが、文章や文体に変なところがあったり、誤字・脱字があったら後日こっそり直すかも……。

 とりあえず、薬草クエストで暴走してしまったおかげか、ポイントとリストの欄が結構増えました。

 あれから遅めのお昼をいただいて、次は錬金クエストです。

 定番ですよね? テンション上がりますよね? だって、ポーションですよ!






「これが錬金釜だったのか……」


 いま目の前に有るのはアレです。大型乾燥機……もとい、錬金釜です。


「えっと、材料を入れて扉を閉めて、魔力を注入すれば出来上がり? ホント風情がないね。まぁ、試しに一つ作ってみますか。この水晶みたいな丸い所に魔力を入れれば良いんだよね? これってアレに似てるよね。建物に付いている、消火ボックスの赤いヤツ」


 次々と緑の薬草をぶち込んで、上から放水。水魔法でじゃばじゃば入れました。

 こんなに適当で良いのか? と、指示本に突っ込みを入れつつ魔力注入。


 ーーピカッ!!


「うわっ! まぶしい! 目が~ッ! 目が~ッ! ……は置いておいて、ホントに出来たのぉ?」


 最初は材料を置いた(入れた?)巨大なボウル(料理に使うアレの巨大版)がくるくると横回転していたんだけど、いきなり発光。ヒントの欄にでも一言書いておいて欲しかったよ。っうか、なんでこの仕様でガラス扉なのぉ?

 結論から言えば、無事に出来ました。しかも、強化プラスチックの様な容器に入って、三十個くらい……。


「とりあえず全部出して、他の薬草もやっちゃいますか」






 『後悔先に立たず』『二度有る事は三度有る』どちらか良いかな? フフフフ………。

 錬金術室の床はポーションだらけです。机の上も同様どうようです。

 お手軽過ぎるのも問題ですよねぇ。

 どうやら緑はHPポーション、青はHPのリジュネポーション、赤はMPポーション、黄色はMPリジュネポーションの薬草だったみたい。混ぜて作ったらどうなるのかな?

 鑑定様々。ラノベ作品で主人公達がおがむのも無理ないわ。

 因みに、リジュネは日本でいうリジュべネーションっぽい? 段々と効果が現れて、回復していくと表示されていた。

 ゲームの中では緑と赤のポーションしかなかったから、青と黄色は異世界オリジナルポーションになるのかな? 他は異常回復系のポーションだったし。


「クエスト完了をチェックして。ポーション類はマイボックスにでも仕舞しまうか? 報酬に地下室がある。設置して、半分はここに置いておこう。……あッ! 噴水がある! 噴水も設置っと」


 マイボックスにポーションを入れて、いざ地下室探検。

 扉を開けると、左手の突き当たりに階段が出現していました。

 壁の所々にランプ型のライトがあるので、歩行は万全。

 手摺てすりも付いているから、筋肉痛の時も大丈夫。


「地下室って一つじゃないんだね。しかもライトが煌々こうこういているしているから明るい。ポーションはとりあえず、一番手前の部屋でいいね」


 扉を開けると自動点灯。でも、部屋の中は何もない。

 指示本をパラパラとめくると、リストに棚類が追加されていたので即購入。今回は時間停止型をチョイス。

 ポーション鑑定時に、『蓋を開けない限り、時間停止しており、くさることはない』と出てても心配ですから。


「ポーションはひとまず終了。さて、噴水の所に行ってみますか。……アレ? あそこにも階段がある?」


 部屋を出ると、右奥に階段らしきものを発見。

 近付いてみるとやっぱり階段。一階の食料品倉庫の下にるみたい。

 登ってみるとやっぱり倉庫でした。


「こっちからお庭に出ますか。リビングからも出られるし」


 玄関以外から外に出ても良いよね? と、リビングからお庭へゴー!






 そこには外壁寄りに大きめの噴水が、なく水を出し続けておりました。少なくとも私の身長より大きい。縦に二人分くらいあるよね?

 周りには噴水を取り囲む様に花壇が……今は何も咲いてないけど。


「やっぱり水の妖精は青系なんだ。このまま増えてくれると嬉しいなぁ」


 パラパラと指示本をめくりながら、横目で妖精の光をチラチラ見ていると、新しいクエスト発見。



 ★クエスト 庭園1★


 噴水の周りを彩ろう。

  報酬 八千ポイント。

  リスト 果樹の苗(柑橘系)。

      館の庭用花壇(自動設置)。


 ※『穴掘り(ボーリング)』の使い方を覚えましょう。

 ※花・作物・低木ていぼく問いません。好きなものをリストから選びましょう。



 何でもいなら花一択いったくかな? 可愛いのがいいな。……って、なんか私、女子っぽい? いや、女子だけど。前世も今も女子ですよ。

 誰に言い訳してるの? と、自分に突っ込みを入れつつ、リストにすみれっぽいのを見つけた。


「スイルシアっていうけど、これってすみれだよね? しかも食用って書いてある。砂糖浸けにすると美味しいのかぁ。色も8種類あるし、これにしよう」


 花より団子になってる? いえいえ、素敵なお花をしょくすのは乙女ですよ。


「とりあえず、一種類づつ出しますか」



 ……うん。一種類づつで正解でした。

 長方形の編みかごに二十四株? 個? 輪? なんでもいっか。それが八セット。

 スイルシア一株(とりあえず『株』で統一)が入っているのは、取っ手のない小さな籠タイプの麻っぽいもの。各色が二十四株づつ、色鮮やかですよ~。

 ちなみに、駅前や公園にあるすみれより、花の数が多い。一株つから八輪くらい花の茎が出ています。私が知らないだけかな?


「なんか失敗しそう。目立たない壁側からやってみた方が良いかな?『穴掘りボーリング』。うわっ! 失敗。掘りすぎたぁ。……こんどこそ、『穴掘りボーリング』。や~ん。今度は浅すぎ! う、上手くいかない…………」






 結局、よいの口まで掛かりました。


 今日の派遣先で、『菫』の語源は『墨入れ(墨壺)』から来ていると教えられました。


 ……ホントかなぁ?



※墨壺は大工さんの道具の一つです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ