表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
96/1310

ひとりきり

そして、むつの顔がふいに浮かんだ。笑って馬鹿にしてくれたら良いが、哀れむような失笑をされそうな気もした。


とてもじゃないが話せそうにない。


祐斗は、四つん這いになっている吉岡を退けるべく、右足を祐斗から見た吉岡の身体の左側に出すように腰をひねった。上手く、吉岡の腰のあたりに足をかけるようにした。そして、顔を掴んでいた手をぱっと離し首筋に添えた。


「くっ‼」


腰に力を入れるようにして、右足と右手を右に流すように動かした。すると簡単に吉岡は、転がるようにして離れた。


その機会を逃さずに祐斗は立ち上がると、一目散にドアに向かった。そして、部屋を出るとドアを閉めて階段を駆けおりた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ