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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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たいみんぐ

それが何よ、とむつは目で訴えている。拗ねたような表情のむつは、ちらっと西原を見ると、今度はがっかりしたような表情になった。ころころと表情の変わるむつを、晃は微笑ましく見ている。


「俺が間に入ってるからな。俺も行こうかと思ってる。湯野さんと谷代君が居ないならって思うけど…まぁ使い物にはならないかもしれないがな」


「あ…でも来てくれるなら助かるかも」


「西原君はどうだ?西原君は俺なんかよりも、むつの仕事の事は分かっているだろうし…まぁ、本来の仕事とは関係ないうえに休みを潰す事になるかもしれないが…どうかな?」


「…わ、私ですか…あ、はいっ‼行きます」


西原も一緒に行くと言うと、むつは驚いたような顔をしている。


「ですが、私も大してお役に立てるとは思えませんが…」


「そんな事はないだろ?むつや山上さんと一緒に仕事をした事があるなら、西原君にしか出来ない事があるかもしれない」


晃が目尻にシワを寄せて、優しげに言うと西原は尚更、緊張したように深々と頭を下げた。


「決まりだな」


「そうね…今夜、ご遺体を預かってるならすぐに行かないといけないわね…支度するよ」



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