表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
797/1310

そんなひも

だが、それも慣れた事なのかむつは、はいはいと聞き流してカウンターの中に入っていった。


「で、今日は暇だったの?」


「そんなわけないじゃない。趣味で撮った写真の現像をしてたのよ。ちょっと見る?」


「見たい‼」


いそいそと上着を脱いだむつは、適当にハンガーにかけて奥村の持ってきたネガを見ていた。


「あたし、おっちゃんがデジタル化しないでネガで撮るっていうこだわり持ってる所って好きだわ。昔からの写真屋さんって感じで」


「趣味の方だけよ?仕事ではデータ化させてパソコンに取り込むもの…その方が早いからね」


「うん。でも、ネガって失敗したのも含めて全部残るじゃない?だから好きだわ」


むつは机に置いてあったルーペで、ネガを見ている。写真を見るその目が優しげでいて、とても真剣なのを知っているのは、奥村だけだろう。


「むつちゃんも写真を仕事にしたらいいのに。楽しいわよ?食っていくのはキツいけどね」


「だろうね。好きを仕事にしたら、嫌いになっちゃいそうだから…写真は趣味のままでいいよ。あ、また撮影行く時は教えてね?一緒に行きたい」


「はいはい。さ、むつちゃんも自分の仕事に取り掛かりなさいよ?」


「はーい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ