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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ひとりきり

「失礼します。吉岡さん、おはようございます。お待たせしちゃってすみません」


祐斗は声をかけながら、吉岡の居るパーテーションで仕切られた所に入っていった。


声をなけられた吉岡は、祐斗が来たと分かるとぱっと笑顔を向けた。


「おはようございます。昨日はどうも…今日も早くからお訪ねしちゃってすみません」


「いえ、いえ。どうぞ…こちらへ」


社員である先輩二人の動きをいつも見てるからか、意外とそつなく動けているのでは、と祐斗は思っていた。


相談室に入ると、すぐに山上がお盆にお茶を乗せて持ってきた。祐斗はかなり驚いたが、山上は何も言わずにすぐに出ていった。


「あの、それで昨日のお話なんですが」


出されたお茶を一口飲むと、吉岡は待ちきれないかのように話を持ち出した。


祐斗は、ここから先どうしたら良いのかとごくっと唾を飲んで吉岡を見た。昨日は暗くて、よく顔も見えなかったが明るい所で見ると、無精髭に短く刈り上げた髪といい、ワイルドな雰囲気のする男だった。

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