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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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おてつだい

「もうっ…何よ?」


「イルミネーションじゃないって、あれ…あれ、見てってば。あたしに見えるから、むつにも見えるって!!」


イルミネーションを見る気はないし、寒いから早く駅に入って、電車に揺られて帰りたい。むつはそう思ったが、菜々の言い様が気になり、指差している方に顔を向けた。


「…って、うわ…何、あれ…」


「ね、何あれってなるでしょ?あれってさ…クリスマスだからっていう催しかな?」


「どうだろ…まぁまぁな規模の催しね?だって、車道に出ちゃってるわよ?通行の妨げだもん…警察呼ばれちゃうやつじゃない?」


うわーと言いながら、むつと菜々の視線は車道に向けられていた。2人と同じ様に立ち止まったり、振り返りながら車道にあるものを見ている通行人は多い。


「そうね…あれって…ソリって…ナンバープレートないし、先ず公道禁止じゃない?」


「そもそも、ソリって雪とか氷の上を走るやつでしょ?コンクリの道じゃ、下の板が傷む気がする。つーか、どこにソリにナンバープレートつける人が居るんだよ…」


むつは苦笑いを浮かべた。

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