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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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おてつだい

2人は他愛のない話で盛り上がり、くすくすと笑い合いながら、ゆっくり歩いている。冷たい風は吹いているが、他愛のないお喋りは楽しく、歩いていてもさほど苦にはならなかった。


「あっという間に、2駅来そうね」


もうすぐ駅だよとむつが、少し先を指差しながら言った。


「そうね。お店も色々あるし、見てて飽きない道だもんね。イルミネーション綺麗とかってはしゃぐ気にはならないけど」


「イルミネーションより夜景のが良いわ。遠くから眺めるのがいい」


「明日、連れてって貰えば?」


「そしたら、帰るの遅くなるでしょ?それに明日よ?確実にラブラブしてるカップルばっかりだと思う。そんな中に混じるのは…」


「抵抗あるわね」


「でしょ?」


「じゃあ、どこに行くの?」


「さぁ?決めてないけど…ま、そういうのはさ、誘ってくれた方にお任せって事で」


「それも、そうね…って、あれ、見て…」


「何よ?イルミネーション綺麗ってはしゃぐ気にはなれないんじゃなかったの?」


見る気ないよと、むつは言って通りすぎようとしたが、その腕を菜々が掴んで引き留めた。

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