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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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おてつだい

「…で?」


「えっと…明日、誘ったんです。予定なかったらねーってだけで…連絡なく。今日なんですけど…」


「むつに聞いてみたらいいだろ?まだ、菜々ちゃんはむつの所だろ?」


「まぁ…そうなんですけど…西原さんの方はどうなんですか?」


ちびちびとビールを呑んでいた西原は、グラスを置いて渋い顔をした。こちらも、あまりいい方向ではないんだなと祐斗は感じた。


「今日、社長がむつさんに明日明後日の予定はって聞いてたんですけど…むつさん、特になーいって言ってましたよ?誘わないんですか?」


「…うるせぇなぁ…返事がねぇんだよ」


不機嫌そうに低い声でしぼりだすように西原は言って、くいっとビールを呑み干した。たんっとグラスをテーブルに置いて、手酌でビールをついでいる。聞いてはいけない事を聞いたな、と祐斗は思ったが今更遅い。


西原も祐斗同様、明日のクリスマス・イブにむつを誘ったはいいが、返事すら無くイライラしている。


「むつさんも朋枝さんも…やっぱ仲良い友達同士で過ごしたいんでしょうか…」


「さぁな。去年とかどうだったんだ?やっぱり、あいつら2人で過ごしてたのか?」


「あ…どうなんでしょう…むつさんの知り合いって宮前さんしか知らなかったんで…何とも。その辺、聞いたりも…あ、いえ、去年は忘年会してました」


「…イブに忘年会か」


「はい、4人で。丁度、仕事が一段落したっていうのもあって、打ち上げを兼ねて」





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