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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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うんめいとは

服を片付けたむつは、本棚から本を取り出して次々と床に積んでいく。かなりの冊数があるようで、腰の高さまで積み上がった本がぐらぐらと今にも倒れそうになっている。だが、気にもしないむつは上から1冊とるとぱらぱらとページをめくるとぽんっと床に置いた。本も少し処分するようで、処分するものに関してはブックカバーを外している。くしゃっと丸めた紙のブックカバーが、床に転がっていく。


「…むつ、あとは?」


「んー?」


正座して太ももの上に、置いていた本からむつは顔を上げた。いつの間にか目の前に西原の顔があり、瞬きを繰り返して驚いたような顔をしている。


「…何?」


「何じゃあないだろ?読んでないで…片付けろ。本まだ分別済んでないじゃないか」


西原が言うと、むつは渋々といった感じで本を閉じた。むつは分別を始めると、ブックカバーを外す作業は西原に押し付けた。


「あとで先輩は古本屋さんとリサイクルショップ行ってきてね」


「…服もだいぶ片付けるみたいだな」


「うん、バッグとかも」


「この前の引っ越しでそんなに片付けなかったのか?」


「まぁ部屋広いから、いっかなーで」


西原は頷きながら、床に積み上がっている本を見回した。学生の頃から、むつが本を読むのが好きなのを知ってはいたが、こんなに貯め込んでいたのかと思い運ぶのは大変そうだよなと内心思いはしたが、黙っていた。だが、顔に出たのかむつはふふっと笑っていた。


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