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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あこがれとそうぐう

服を片付けたむつは、携帯で時間を確認した。そろそろ、篠田の帰ってくる頃だろう。


冬四郎は相変わらず、ソファーでぼーっとしている。むつもソファーに座ると、篠田が帰宅するのを待った。


いつの間にか、うたた寝をしていたのか玄関の開く音で目が覚めた。冬四郎に寄りかかっていたのか、すぐ目の前に冬四郎の顔があった。


「わ、ごめん」


「ん?あぁ。…帰ってきたみたいだな」


むつはそそくさと立ち上がると、玄関まで篠田を迎えに行った。そして、篠田にソファーに座るように言った。


「さて、篠田さんもご帰宅されましたし。調査結果のご報告を早々にさせて頂きます」


テーブルに置かれた、包みに篠田は気付いたのか、そっちに視線が行っている。


「ここにあるのが、原因の物ですか?」


不安そうに、それでも何かを期待するかのように篠田の目がきらきらとしている。


「えぇ、お見せする前に…今回の件に関してはわたしが原因を作る元になっていたようで、それに関しては申し訳ない事をしたと思っています。申し訳ありませんでした」


そう言うと、むつは深々と頭を下げた。


「どういう事ですか?」


顔を上げたむつは、包みを外した。




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