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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あこがれとそうぐう

「これで良いか?」


少し埃に手を汚した冬四郎が、むつを見るとむつはすでに、膝をついてクローゼットの中に頭を突っ込んでいた。


見ると、こさめもむつと同じような体勢で、クローゼットの中を覗きこんでいる。


意外な物を見た冬四郎は、何も言わずに腕を組み、一人と一匹を見ていた。


「あっ…あった、うわ…触りたくない」


ぶつぶつと文句を言いながら、親指と人差し指で汚い物かのようにつまみ上げた紙があった。


「それは?」


「今回の原因」


折れ、切れ、染みのついているが、冬四郎にも見た事のある物だった。


「カラーボックス戻してくれる?」


「あ、あぁ」


冬四郎が苦労しながら、カラーボックスを押し込んでる間にむつは部屋を出て行き、すぐに戻ってきた。

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