表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
48/1310

あこがれとそうぐう

寝室に入ったむつは、何かを探すようにキョロキョロと見回している。そして、クローゼットの方に視線をとめた。


「開けて」


むつに指示され、冬四郎はクローゼットを開けた。中にはスーツとシャツがハンガーにかけて並べてある。


スーツとシャツをかきわけ、上半身をクローゼットに入れ何かを探している。


「ここなのに…」


舌打ちをしたむつは、こさめをベッドにおろした。そして、シャツの袖を捲った。


「中身出すから手伝って」


「え?何するつもりだよ」


説明もなくむつは、下に置いてある3段のカラーボックスを引っ張り出そうとしている。仕方なく冬四郎は、むつの腰に手を回して引っ張り、その場から退けた。


そして、クローゼットに上半身を入れるとカラーボックスの端を掴んで出した。重そうではあったが、むつは手を出さなかった。場所が狭いっていうのもあり、邪魔になりそうだったのだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ