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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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なつやすみ

呑んだからか、むつの足取りはいささか不安定だった。久しぶりだから、仕方ないと言い聞かせながら、手摺を触りつつゆっくりと階段を下りた。そして、地下鉄のホームに行くと電車はちょうど発車直前だった。むつは急ぐ気にもなれず、のんびりとベンチに向かった。ひんやりとした椅子に座り、次の電車を待つ間に、むつは携帯を出した。


特に何かをしようと思ったわけではなかったが、何となく開いてみるとメッセージが届いていた。


噂をすればというやつなのか、メッセージの送り主は冬四郎だった。今夜、菜々と呑む事を伝えてあり遅くなる場合には泊めて欲しいと頼んであったのだ。


今の時間なら家まで十分に帰れるが、明日は休みのむつは、真っ直ぐ帰るのも勿体無いかな、という気持ちにもなっていた。仕事が終わってから2週間になるが、冬四郎とも一緒に仕事をした西原とも顔を合わせてはいなかった。それは、忙しかったのもあるが、何となくむつが避けていたせいとうのが大きい。

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