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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あこがれとそうぐう

目を閉じているむつは、篠田のコレクション達の発している異様な気を探りながら、1番強いものを探していく。イメージとしては、太い糸を掴むような感じだった。


昨日引っ張り出したコレクションとは別に、明らかに異様な物を見付けた。どこから発せられているのか、慎重に糸を辿っていく。


「あった…けど、もう1つは…?」


むつは腕を組み、昨日こさめから聞いた自身の作った式紙を探す。こさめの話を聞いてすぐに、ぴんとくるものがあった。


まだ確認は出来ないが、むつの考えは間違ってはいないだろう。


だが、それの方がなかなか見付からない。早々に諦めたむつは、玄関の冬四郎の前に立つと両腕を広げた。すると、何も言わなくてもこさめがむつの方に行きたがるような素振りを見せた。


「おわ「ってない、待て」」


冬四郎の言葉にかぶせるように言い、むつはこさめと室内に戻って行った。


待て、と言われた冬四郎は少し唖然とした様子だった。年下に待て、と言われるとは思わなかったのだろう。

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