表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
437/1310

なつやすみ

「家で、だったらな。ま、そういうのをやるなら学校とか神社の裏とかだからな」


「ふーん?でも、学校には入れないし。神社の裏は草ぼうぼうで入っちゃダメって、お父さん言ってた」


「あ、うちのパパも。毒蛇いるって言ってた」


興味を示していたむつと菜々だったが、そんなに面白そうに思えなかったのか、すぐに興味を失ったようだ。


「他には何かないの?」


「他にか…難しいな。考えておくよ。さて…ご馳走さん。明けだから、ちょっと寝てくる」


晃は今川焼を食べ終えると、逃げるようにしてカルピスの入ったコップとジャケットを掴むと自身の部屋に向かう為に出ていった。


「大人でも思い付かないなら…楽しい事なんてないのかもね」


菜々が呟くと、冬四郎は居心地悪そうに身動ぎをした。むつは、はぁと溜め息をついて、カルピスを飲み干すとがりがりと氷を噛み砕いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ