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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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なつやすみ

「かーんぱーいっ」


「おーつかれーいっ」


がちんっと冷たいジョッキをぶつけ、むつと菜々はごくごくとビールを流し込んだ。


「あーっ‼うまっ‼」


むつはまだ少し温かいおしぼりで、上唇についた泡をふいた。菜々は、親指で泡を拭うとおしぼりでふいた。


「もぅほんとっ…この1杯の為に仕事を頑張れる気がしてるわ」


「本当それっ‼分かるわ」


菜々が大袈裟な言い方をすると、むつはうんうんと頷きながら同意した。そして、スピードメニューとして注文していた枝豆を手に取ると、もそもそと食べた。菜々は箸と取り皿をむつの前に置き、蛸の入った酢の物に箸をつけた。もきゅっと蛸を噛むと、甘酸っぱい酢が口の中に広がる。そして、また2人はごくごくとビールを呑んだ。

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