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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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なやめるおとめ

家に帰ったむつは、京井から貰ったレシピを見ながら、機嫌良さそうにキッチンに立っていた。


今夜は茄子のグラタンとトマトスープだった。グラタンと言っても、ホワイトソースの代わりに豆腐を使った物で、ふわっとした口当たりが美味しかった。もう豆腐を見るのも嫌だと思っていたが、まだまだ豆腐には活躍してもらう事になるなと、むつは思った。


食事を終えて、風呂も済ませると、しばらくはゆっくりと過ごしていたが、今日は運動らしい運動もしていない。そう思うと、しなきゃいけないんじゃないかという気持ちになってきた。だが、夜も遅いし風呂も済ませているとなると、外には出たくないし汗もかきたくなかった。


と、言うよりも今は正直何もしたくない気分だった。冬四郎の様子がおかしかった事が気になって仕方ない。むつは携帯を取り出した。メールをしてみようか、電話をしてみようかと悩んでいると、あっという間に日付が変わっていた。


「この時間じゃ…流石に」


余計に機嫌悪くさせそうだなと思い、結局はメールも電話もしなかった。


むつはボディクリームを塗りながら、マッサージをするとベッドに入った。昨日はほとんど寝ていないせいか、今夜はすぐに眠れそうだった。

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