表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
375/1310

なやめるおとめ

「…なっ、直弥‼何で?お仕事は?」


「今日は非番。言わなかった?」


篠田がしれっと答えると、こさめはぶんぶんと顔を縦に振った。むつはアイスクリームを持ったまま立ち上がると、篠田に挨拶をした。


「けど、何でここに居るの?」


「むつさんから聞いてたから。昨日は無事に電車乗れたみたいで良かったよ。けど、改札通る前はちゃんと切符入れないと、閉まっちゃうから」


くすくすと篠田が笑うと、こさめは少しだけ顔を赤くしていた。その様子を見ながら、むつはそっと側を離れて冬四郎の隣に移動した。


「意外と早かったね」


「昼前にはって言ったろ?」


むつはスプーンでアイスクリームをすくうと、冬四郎の顔の前に持っていった。


「何味だ?」


「抹茶チョコチップ」


上のアイスクリームがなくなると、むつは冬四郎にコーンの部分を押し付けた。


「お前なぁ」


文句を良いながらコーンをかじる冬四郎を見て、むつはくすくす笑っている。


「むつ‼何で教えてくれなかったの‼」


篠田から話を聞いたのか、顔を赤くしたこさめが詰め寄ってきた。だが、怒ってはいないようだ。


「言ったら、サプライズ感ないでしょ?」


そう言うと、むつはこさめの耳元に唇を寄せた。


「初デートなんだから、さ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ