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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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なやめるおとめ

肌寒いとは言えど、まだ季節的には少し早いのではないかと思う羽毛布団が、もぞっと動いた。這うようにして出てきたのは、長い髪が簾のように顔にかかっている女だった。


猫のように伸びをして布団から出ると、気怠そうにキッチンに向かった。電気ポットに水を入れて、湯を沸かし始めた。


髪をかきあげ、腕につけていたヘアゴムで適当な感じに髪の毛をくくった女、玉奥 むつは大きな欠伸をした。沸いた湯でコーヒーを入れると、それを片手に椅子に座ると時計を見て時間を確認した。そろそろ、支度しないと仕事に遅れる。


コーヒーを飲むと、のっそりと立ち上がり、冷蔵庫を開けた。タッパーやら卵やらを取り出して、コンロにフライパンを置くと、火にかけた。


卵を割って少しの炭酸水と砂糖、醤油と顆粒出汁を入れて混ぜると、油を敷いたフライパンに流し入れた。手前からくるくると巻いて、また卵液を流し入れて、巻いていく。あっという間に甘い卵焼きを作ると、続いてピーマンを切り始めた。


あっという間に弁当を作り終えた、むつは風呂場に向かった。服を脱ぎ捨てて、シャワーを浴びようとして思い付いたかのように、置いてある体重計に乗った。


「げっ…まじ?」


デジタルの数字を見て、むつは体重計から下りた。そして、また乗ったが出る数字は同じだった。

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