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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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うたげ

部屋に戻ったむつは、冬四郎と散策に出掛けるか先に露天風呂を満喫するかで悩んだが、仕事に来てるというのある。それも兼ねて周囲を見て回ろうと決めた。


冬四郎は山上と一緒に離れの中を見て回っていた。玄関を上がってすぐに囲炉裏のある居間、その奥にはテレビやソファーもあった。そして、さらに奥には大きな檜木の風呂に、寝室が2部屋あった。廊下からは中庭が見えるし、生け垣の向こうには京井の言っていた露天風呂があるようだった。


「あ、しろーちゃんと社長…と、もしかして邪魔かしら?」


「どうした?」


「少し散策に行きたいなーと思って。一緒に行ってくれる?」


むつの誘いに、冬四郎はちらっと山上が方を見た。山上は、しっしと手を振るように冬四郎を見送った。


「社長ごめんね。先に露天風呂入ってきたらどう?遥和さんに言って1本つけて貰うからさ」


「お、それが良いかもな。こんな所でゆっくり出来る事なんて、次はないかも知らないしな」


山上が上機嫌に囲炉裏のある方に向かっていく。誰かを誘って一緒に風呂に入るつもりのようだ。その間にむつは、フロントに電話をして、京井に酒を頼んだ。


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