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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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うたげ

京井は、わざとらしく颯介の方を見て、それから奥に居るであろう冬四郎と西原の方にも視線を向けた。


「こさめ、祐斗、颯介さんかな」


「はいはい‼俺も行きたい‼」


パーテーションから顔を出して、西原が挙手している。むつは、そちらに顔を向けたが、首を横に振った。


「無理でしょ?そんな休みをどうやって取るのさ」


「そこはほら、だって…こさめさん行くなら篠田さんもくつっいて来そうだろ?だから、篠田さんとか警視正とかっていう権力を駆使して」


「職権濫用だよ、ダメ」


「あ、それならわたしの方から警視正にお話してみましょうか?お仕事ととしてなら、来れるかもしれませんし」


「待って、遥和さんも‼甘やかしたらダメだって…部外者なんだよ」


「まぁまぁ聞くだけ聞いてみましょ…では、8人ですね」


京井は誰と誰を入れているのか、指折り数えてむつに確認した。むつは、頷きそうになって、顔を上げた。


「え?多くない?誰?」


「むぅちゃん、子猫ちゃん、湯野さん、谷代君、山上さん、宮前さん、西原さん、篠田さん…で8人」


「はぁ…では、それで…ご迷惑おかけします」


仕事を引き受けるはずのむつが、恐縮するように京井に頭を下げていた。



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