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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ゆめのうち

「寝袋の有る無し、じゃないと思いますけど」


「ま、良いでしょ?たまには…あたし先にお風呂入ってきても良い?」


祐斗が頷くと、むつはパタパタとスリッパを鳴らして風呂場に向かっていった。


「だから、空いてもないのに新しく持って来てくれたってわけか」


颯介は酒をつぎ足して。むつが置いていったぬる燗を取ると、祐斗のおちょこを酒で満たした。


「かもしれないっすね。あ、そう言えば何で実家に帰ってたのか聞くの忘れましたね」


「そうだね。それに何で急に泊まりになんて言い出したのかも聞いてなかった」


むつが風呂から出てきてから、聞けば良いかと思ってゆっくり呑んでいた2人だったが、むつはいつまで経っても出てこない。


1時間が経つと、颯介もだいぶ酔いが回ってきたのか、頬が少し赤くなっている。祐斗は、それに気付くとキッチンに行き氷水を持ってきた。


「先に横になりますか?」


「うん…呑みすぎたみたいだし。そうさせて貰おうかな」


祐斗から受け取った氷水を呑み、颯介はふらふらと布団が敷かれている部屋に入っていった。

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