あこがれとそうぐう
篠田がシャワーを浴び身仕度を整え、出てくると同時くらいに、朝食の支度が整った。
「そういえば、宮前君は?」
「あぁ、ジョギングしに出てますよ」
「むつさんといい、宮前君といい凄いですよね…仕事行く前にゆっくり朝食取るのは久し振りな気がします、頂きます」
篠田が食事を始めると、お茶をいれたむつは、篠田の斜め前に座った。
「篠田さん、色々な物…霊だとかそういう、曰く付きと言われるような物集めていらっしゃいますね?」
味噌汁を飲んでいた篠田は、ぐっと言葉につまった。
「何で分かるんですか?」
「小物がちらほらありますからね。ま、篠田さんが女性に恨まれてる可能性も捨てませんが、まず収集してあるものから調べていこうかと」
「わたしの寝室の横に…」
「お仕事行ってる間に見させて頂いてもよろしいですか?」
「えぇ、勿論です。それで…昨夜は」
「あ、出ました出ました。女が篠田さんの顔を覗きこんでましたね…こさめちゃんは、よっと」
むつは、足元に居たこさめを抱き上げた。
「様子見に来てましたよ、ねぇ…あ、こさめちゃんのご飯は?お水は変えたんですが」
「食器棚の横の棚に…何から何まで、本当すみません」




