↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
243/1310

ゆめのうち

「うわっ‼」


引き出しを開けると、ぴこんっと緑色の物が飛び出してきた。颯介は反射的に避けて、後ろの棚にぶつかった。


「いったぁ…」


「何、してるの?」


颯介は床に転がっている緑色の物を掴むと、怪訝そうな顔をしているむつに見せた。


「何それ?」


ぷにっと指で押すと、きゅうっと鳴る蛙のおもちゃだった。颯介は、何度かきゅうきゅうと鳴らして、むつの方に投げた。


「むっちゃんの?」


「あたしはもぅこんなので喜ぶ年じゃあないんだけど」


そう言いながらも、むつは指でぷにぷにと押して、蛙を鳴らしている。


「どっから出てきたの?」


「引き出し…何の悪戯?」


「いや、だからあたしじゃないって」


むつは蛙を投げて、颯介に返した。颯介はそれ以上は何も言わずに机の端に蛙を置くと目当ての資料を取り出した。


「社長かな?」


「やる事がくだらなさすぎじゃない?けど、祐斗がやるとは思えないもんね」


「じゃあ、社長か」


はぁと溜め息をついて、颯介は気持ちを切り替える為にも苦いコーヒーをすすって、キーボードを打ち始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。