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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あこがれとそうぐう

日付がそろそろ変わろうとしている頃、篠田は眠くなったのか大きな欠伸をするように、なってきていた。


「篠田さん、明日お仕事ならそろそろお休みになってはいかがですか?」


篠田は、夜に部屋で寝るという事に対して抵抗を抱くようになっているのか、少しだけ真面目な顔になった。


「篠田さんがお休みになるなら、わたしもそろそろ、かなぁ」


「そう、ですか?」


むつが一緒に寝ると言った時は、あんなに嬉しそうな顔をしていたにも関わらず今は、どうしたら良いものかと悩んでいる様子だった。


「あ、一緒に寝るって言っても篠田さんのベッドに入れてくださいなんて言いませんので、大丈夫ですよ」


「いえ、そんな…はぁ…宮前君はいつもの部屋はで良いか?」


「あぁ、わたしはどこでも大丈夫ですよ」


簡単にむつと冬四郎でテーブルを片付け、むつは、冬四郎が泊まる部屋に荷物を置くと着替えると言いドアを閉めた。そして、部屋着のサルエルパンツとパーカーを着て出てきた。


「お前、なんだそれ。余計に足短く見えるな」


「ほっといて。日本人だから重心低いの」


むつはそう言うと篠田と共に、篠田の寝室に入って行った。


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