表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
214/1310

よっつのこわい

「投てき的な感じで…投てき的?日本語おかしいね、ふふっ。そう投てきみたいに、この子を投げる。で、との鳥を使ってさらに押し上げるっていうのを考えてる」


少し笑ったかと思うと、きゅっと表情を引き締めてむつは説明をした。本人はとても真剣そうだが、冬四郎からしたら何もしなくても良いんじゃないかと、思ったりもした。


「投てきって、ハンマー投げみたいにか?」


「そうそうそう。しろーちゃん陸上部だったし出来るでしょ?」


「陸上部だったけど、中距離な。それは良いとして、確実に上で拾ってもらえる可能性はどうなんだ?」


「かなり低いんじゃないかな…雷雲がまず戻ってきてくれないと」


むつは心配そうに外を見た。雷は少し離れた所で、ぴかっとたまに光る程度で、雨も止みそうになってきている。


「雷獣さん、雲の上に仲間は居る?」


雷獣は首を傾げている。言われてる事が分かっていないのか、それとも仲間が居るかどうか分からないのか。


「他の方法ないのか?」


「例えば?」


「もういっその事、そいうを飼うとか」


冬四郎の言葉に雷獣が、丸い耳をぴくぴくと動かしている。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ