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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あこがれとそうぐう

「ま、今夜は様子を見させて頂きますので、篠田さんはわたしと一緒に寝てくださいね」


むつが明るくそう言うと、篠田は満面の笑みを浮かべて喜んでいる。喜ぶ所が何か違うんじゃないかと思う冬四郎だったが、あえて口にはしなかった。


「方針も決まりましたし、食事にしましょうか。何か出前でも取りますか?」


急に元気になった篠田に、むつと冬四郎は顔を見合わせた。


「それも良いですが…何か作りましょうか?大したもの作れるわけじゃありませんが」


「良いんですか?けど、冷蔵庫にまともに物があったかな…?」


「それなら買い物に行きましょ。怪異どうこうより、篠田さんに健康的になって頂かなくては」


そう言うとむつは、こさめを床に下ろしてすでに上着に手をかけていた。有無を言わせずに、買い物に行くつもりのようだった。


冬四郎と篠田は反対もせず、大人しく上着を持つとむつと一緒に出ていった。


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