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よっつのこわい
気にしすぎじゃないか、と思った冬四郎だったが、むつが眉間にシワを寄せるのが見えた。
強い光が庭を照らした。と思ったらどんっと大きな音が響いた。そして、立て続けに、強い光が地面に向かうように落ち、とどんっと心臓に響くような音がし、足元が少し揺れた。
「本当に落ちたな」
「でしょ?」
「けど、今出るのはどうかと思うぞ」
窓を開けようとしていたむつを冬四郎が引き留めていると、稲妻が庭を横切るように通った。
それを見た冬四郎とむつは、驚いたように瞬きをした。
「金属なかったら大丈夫?」
「傘の骨は金属製だろ?」
とりあえず窓を閉めたむつは、悔しがるように下唇を噛んだ。庭では何度か稲妻が通った。
「稲妻って平地でもはしるもんか?」
冬四郎が首を傾げていると、むつは窓を開けて長靴を庭におろした。そして、足を突っ込み傘をさして出ていった。
止めても無駄か、と溜め息をつきながら冬四郎はむつを追って外に出た。




