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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ちぇんじんぐ

「これはですね、はめた人同士の魂を入れ換えてしまう指輪なんですよ。昔、見た事があります。もっと飾りっけのない物でしたが」


「それで、あたしらは入れ替わってるの?」


「でしょうね。てっきり、何か変な事に巻き込まれて術でもかけられたのかと思ってましたが」


あっけらかんとしている京井を見て、祐斗むつとむつ(祐斗)は、ほっと安心したような顔をしていた。


「戻るにはどうしたら?」


期待をこめたむつ(祐斗)の目を見て、京井がにっこりと笑った。


「簡単ですよ。指輪抜けば良いんです」


そう聞いて、二人は溜め息をついた。


「抜けないから困ってるんですよ」


話を聞いてたのか颯介が、残念そうに言った。すると京井は、眉間にシワを寄せた。


「おかしいですね…こんなの、玩具みたいな物のはずなんですが」


試しに、むつ(祐斗)の小指にはまっている指輪をつまむように持ち、くっと引っ張った。だが、びくともしない。京井は再び、ぐっと引っ張った。すると、痛かったのかむつ(祐斗)は身体ごと京井の方に傾いた。


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