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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ちぇんじんぐ

冬四郎と西原は、むつと祐斗を見比べ、山上に説明を求めるように視線を向けた。


めそめそと泣いていた祐斗が、袖でごしごしと涙を拭うと顔を上げた。


「だからっ手加減してって言ったじゃん‼しろーちゃんのばかぁ怖かったよぉ」


そう言うと、祐斗は大粒の涙をぼろぼろと溢してまた泣き出した。


「だっ…え?あの言い方は嫌味か何かかと…本当に、むつか?」


祐斗が泣きながら頷くと、冬四郎はひざをついてしゃがんだ。そして、祐斗の頭を撫でている。


「ごめんな?谷代君だから、てっきり…」


「山上さん、どういう事なんですか?」


むつにかわって、冬四郎が祐斗を慰め始めたのを見て、それでも納得出来ない感じの西原は山上とむつを見た。


「それが俺にも分からなくてな。とりあえず、本当に中身だけが入れ替わってるみたいなんだよ」


そう話していると、戻って来ないのを心配したのか、颯介と篠田もやって来た。


「むっちゃん、泣き止まないみたいですね」


「?むつさんは泣いてないでしょ?」


颯介が何を言ってるのかと、篠田は笑いながら言った。だが、他の面々の妙な視線を受けた篠田は、わけも分からず居心地悪そうに身をよじった。

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