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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ちぇんじんぐ

祐斗(むつ)に着替えをさせられている間、むつ(祐斗)は目隠しをされていた。着替えが終わる頃には、女の子はこんなに締め付けられる物なのかと思っていた。


「はぁ…あとは髪の毛と化粧か。なかなかの重労働だよ」


櫛を片手に祐斗(むつ)はむつ(祐斗)の後ろに座り、長い髪の毛をといてヘアオイルをつけて三つ編みにした。


「この香り…ヘアオイルだったんすね。いっつも良い匂いだなって思ってたんすよ。どこのっすか?」


「ん、そんなに高級品じゃないけどね」


渡された小瓶は、確かにドラッグストアでよく見掛けるやつだった。


「あんまし、化粧品とかこだわりないんですか?」


「ないない。合うか合わないか、だよ。ブランド物も興味ないから全く分かんないしね…先に化粧だったな」


祐斗(むつ)は手を洗いに行き、戻ってくると化粧台からポーチを持ってきた。


「目閉じて」


「はぁい…女の子って支度に時間かかるんですね。大変そう」


「仕事と遊びに行く時はね。休みなら素っぴんでも買い物行けちゃうから」


化粧をされながら、むつ(祐斗)はこれはこれで、たまになら楽しいのかもしれないと少しだけ楽観的になってきていた。


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