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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ちぇんじんぐ

夢でも見てるのかと、がしがし頭をかいた。とりあえず、ベッドに戻って横になってみたが睡魔はやってこない。


ばっちり目が覚めている。男の子の生理現象とやらも起きている。トイレにも行きたくなってきたが、見たくない。


むつはベッドから出ると携帯を探しだし、むつはむつの携帯に電話をかけた。むつが祐斗の姿になっている、という事は祐斗はむつになっているはず。


焦る気持ちとは裏腹に、コール音が響くばかりで相手はなかなか出ない。留守電に切り替わると、舌打ちをして切り再びかけ直した。


それを何度か繰り返すとようやく相手が出た。


「もしもし‼ちょっと祐斗!?」


『はいー?誰?』


電話ごしに聞こえる自分の声は意外と変だった。というより、こんな声なのかと思わされた。


「あたし、むつだけど‼起きて‼そこ、あたしの部屋じゃない?」


『何わけわかんない事言ってんすか…俺ちゃんと家帰ってますから』


「知ってる。あんたパジャマ着て寝てるんだね。パンツはボクサータイプだし、これは嫌いじゃないよ」







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