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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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みなうちに

事務所の戸締まりをして、このまま帰れるようにしてむつは山上と共に居酒屋に来ていた。


「…何でお前らも居るんだ?何で当たり前のように来てるんだ?帰れよ。仕事しろよ」


「明けですから。そうじゃなきゃ来れるわけないじゃないですか。なぁ西原君」


「はい。いくら、何でも…勤務中に気になるからって出てくる事は出来ませんから」


2人供仕事を抜け出して来たのではなく、当直明けなのだと言いながらメニューを開いて見ている。むつは、そうなんだと思いながら山上にメニューを見せた。


「…社長は生呑む?」


「そうすっかな…俺はな、むつに飯に行こうって言ったんだ。何でこいつらまで…こいつら、呑むし食うから嫌だ」


「………」


一緒に来てしまったからには、冬四郎と西原に財布を出させるつもりがないのか、山上が溜め息と共に呟いた。文句を言っても、面倒見のいい山上。むつは隣で、くすくすと笑うだけだった。

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