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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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ちぇんじんぐ

「なら、返せばかちん‼」


最初からペアで着ける気のなかった祐斗は、むつに叩かれそうになるのを逃げながら指輪を外そうとした。


「って…あれ?抜けない」


「あら?意外とキツかったの?」


「そんな事なかったんすけど」


祐斗は困ったように颯介に手を見せた。颯介は指輪を抜こうと、指でつまんでみたが、びくともしなかった。


「ぎっちりはまってる感じだけど…痛くないのか?」


「全然、わりと余裕あると思うんすけど」


抜けはしないが、祐斗の小指にある指輪はくるくると回る。それだけ、隙間があるという事だ。それなのに抜こうとすると、びくともしない。


「あ、待って。あたしも抜けない」


祐斗の指から抜けなくなったと聞き、むつも不安になったのか、抜こうとしたらしい。だが、むつの指からも指輪は抜けそうにない。


「二人とも浮腫んだんじゃない?」


「この短時間で?って、見てよ‼こんなに、ゆるゆる動くんだって」



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