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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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みなうちに

山上の所に行ったむつは、無くなった物はないと伝えた。山上は頷くと、それを警官に伝えた。警官と話している山上から離れたむつは、室内を見回して首を傾げた。


「どうしたんだ?」


「…うん、先輩はこの状況をどう思う?」


「そうだなぁ…入って引っかき回したものの金目の物がなく退散って感じに思うな。宮前さんはどうですか?」


「もしくは嫌がらせ、悪戯かなって思うな」


「現職の2人が言うならそうなのかも。あたしも、それは思ったの」


うーんと悩みながら、むつはちらっと警官の方を見た。そして冬四郎と西原に顔を近付けると、あのねと言った。


「帰ってきた時は鍵閉まってたよ?わざわざ、鍵閉めてから出ていく?」


そう小声で言うと、冬四郎と西原は顔を見合せた。むつの言葉から、それ以外の何かを読み取ったのか、2人は同じように頷いている。

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