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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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みなうちに

「ないな」


冬四郎がすぐさまきっぱりと、むつは少し驚いたように振り向いた。すると、すぐ目の前に冬四郎が居た。もう少し離れた所に居たはずだったのだが、いつの間にか近くに来ていたようだった。


「じゃあ何で気にしたの?」


「…能力戻ってるなら、この前みたいな面倒な事に巻き込まれなくて済むからな。あのくらいなら、簡単に片付けられるだろ?」


「………」


「分かった、本当の事を言うから。戻ってても戻ってなくてもいいんだ。ただ、使えなくなった時に言い出しにくそうにしてたからな、戻ったのも言い出しにくいのかと思ってな」


「…まぁ自慢気には言えない事だからね。大多数の一般的からは離れる事になっちゃうし」


「今のままがいいか?」


「…それは分からないかな。でも今回分かった事もあって…少し…余計に色々考えるかも」


ふうと息をついたむつは、冬四郎の胸を押した。何が分かったのか冬四郎には分からないが、むつの悩みは増えただけなのかもしれないと感じていた。

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