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みなうちに
むつと山上は事務所の電話を留守電にして、2人揃ってランチにと外に出た。山上が転ばされたからか、掃除をする気も少し無くなっている。むつは再び溜め息を漏らしていた。
「倉庫が綺麗になったら、あいつらも気持ちよく過ごしてくれるだろうって思ったんだろ?でも、そうじゃねぇみたいだな」
「…うん。原因なんだろ?何か感じた?」
「そうだなぁ…八つ当たりっぽい気はするけどな。八つ当たりされる理由がなぁ…俺ら何かしたか?」
「身に覚えないけど。気付かないうちに何かしちゃったかしら?」
「謝ってみるか?」
「それは…何か嫌っ‼」
「言うと思った」
やれやれと呟いた山上も、提案はしてみたものの謝る気にはなれない。少しだけ、怒っているのか早足になっているむつの腕を取ると、行きすぎだと言いながら行き付けである食堂に入っていった。




