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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あこがれとそうぐう

むつは、冬四郎と篠田の後に続いて駐車場にやってきた。冬四郎は律儀にも、篠田が乗り込むのにドアを開けてやっている。そして、当たり前のようにむつにもそうした。


後部座席に乗り込んだ篠田は、本当に疲れているのかくったりとシートに身体を預けている。


「篠田さん、かなり忙しいの?」


「もう、そんなに忙しくはないと思うけどな。ある程度は片付いてきて、あとは調査をって感じだな」


助手席に座っているむつは、興味がないのか、ふーんと返事をした。


「で、お前のマンション寄って篠田さん家に行くけど…他に何か必要で依る所はあるか?」


冬四郎の穏やかな運転に身を任せながら、むつは首を傾げた。


「着替えくらいで良いと思う。あとは何かあれば現地調達って感じかな」


頷いた冬四郎は、むつのマンションの方へと車を走らせた。


「しろーちゃんの車、初めて乗ったけど…かなり乗り心地良いね」


「あ、そっか。いつも署のやつだったもんな。そう、乗り心地良いからクラウンにしたんだよ」


「けど、あんまり乗らないでしょ?」


「残念な事にそれな」


くすくすとむつは笑いながら、運転する冬四郎を見ていた。


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