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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あまいゆうわく

「ね、それで?祐斗はいつ来るの?菜々はどっかで待ち合わせ?」


「え?」


口についた生クリームを舐めたこさめは、菜々の作ったガトーショコラが祐斗の手に渡るか気にしている。むつもそれは気になっていた。


「え、じゃなくって。だって、祐斗のでしょ?」


「あ…うん…そうだけど…まだ連絡してないし…それに、今日はむつが休んでるから仕事も忙しいと思うし…」


やっぱり、連絡すらしてなかったかとむつは溜め息を漏らした。これでは、渡せないかもと不安がるのも分かる。だが、会う事さえ躊躇っている理由はなんなのだろうか。むつは首を傾げながら、甘ったるくなった口直しにとコーヒーをいれに立ち上がった。


「仕事忙しいなら、菜々が行けばいいのに」


「…うーん…むつぅ」


「あたしに振るな。それより、あと少しチョコ残ってるけど、おかわりする?」


「するっ‼」


「こさめもする‼あ、作り方も教えて」


こさめが空になった皿を片付けつつ、キッチンに入ってくると菜々も一緒にやってきた。


「菜々も?」


「うん…これなら、学校でもこっそり作れるかなって。あ、こさめさんと作ってみるから、手順教えて?」


「おっけ」


換気扇をつけたむつは、タバコを吸いながら、手順を教えた。菜々とこさめが、チョコを刻んでいる間にむつはゆっくりと煙を換気扇に向けて吐き出していた。




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