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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あまいゆうわく

「と、所で篠田さんは…こさめちゃんとは、どうするつもりなんですか?この先も、ずっと一緒に過ごしていくんですか?」


急に話題が変わると、篠田は真面目な顔つきとなった。今は、こさめが自分の為に、バレンタインのチョコレートの用意をしてくれていると知ってうかれている。だが、この先、何十年後の事は考えた事もなかった。一緒に居るとしても、こさめは篠田とは違う。篠田だけが年を重ねて、いつかはこの世を去らなければならない。


「…考えた事もなかったよ。ずっとは居られないんだろうけど…僕は、こさめの事を大切に思ってる。飼い猫が猫又になった時は、驚いたし気味悪くも思った。でも、今は仕事から帰れば温かい夕飯の支度をして、シャツにはアイロンをかけて、そうやって待っててくれて…こさめが今の僕の帰る場所を守って、作ってくれてるから。一緒に居られる限り、時間の許す限りは一緒に居たいな。結婚とは出来ないだろうけど…うん…今は、こさめを妖とか飼い猫とかじゃなくて…こさめが好きだから」


拾ってきた猫が妖となって怖い思いもしたものの、今は猫とか妖とかという区別なく、こさめが好きなのだと篠田は言い切った。こさめが猫又になりかけていた時、むつと冬四郎は篠田のマンションに行っていた。その時に、むつが愛なんだよと言っていたのが、今なら分かる。

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