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よろず屋-その日常-  作者: 幹藤 あさ
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あまいゆうわく

ようやくメレンゲが完成すると、こさめも菜々も刻むのは面倒だからと、チョコレートをぱきぱきと割っていく。すでに部屋の中は、チョコレートの香りで甘ったるくなっている。身体からも甘い匂いがするなと、むつは換気扇をつけっぱなしにしていた。


むつは2人が書き写したレシピを見ながら、真剣な表情で手を動かしているのを横目に、携帯をいじっていた。仕事があったが、こさめが急に来る事になり休みを入れたむつは、祐斗と颯介に自分の仕事を振り分けて任せている。何事もないか、気になって仕方なかったのだ。任せておいて大丈夫だとは思うが、仕事の内容についてメモを残せた程度だ。自分の不備で、迷惑をかけていないかも気になる。颯介は何があっても年の功もあって大丈夫だろうが、アルバイトの祐斗の方はと心配だった。


心配しすぎても、信用していないと思われそうな気もする。だが、やはり少し年が離れているからか、ほっておく事も出来ない。散々、悩んだ末にむつは祐斗に何かあればすぐに連絡するようにとメッセージを送った。

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